テレワークの増加に伴い、回線混雑による速度低下に困っている方もいるのではないでしょうか。
そんな方に向けて、ソフトイーサ株式会社より「NTT東日本のフレッツ回線用PPPoEアクセスポイント」を無償開放してくれています！
NTT東日本エリア(東京都・茨城県)のフレッツ光・光コラボを使っている方向けのアクセスポイントです。
実際に使ってみましたが、通信速度がかなり向上し、助かっています。この記事では、利用方法を詳しく紹介していくので、是非参考にしてみてください。
ソフトイーサがNTTフレッツ回線アクセスポイントを無償開放中！
「ソフトイーサ株式会社」より、NTT東日本エリアのフレッツ回線用PPPoEアクセスポイントが、当面の間、無償・無保証で開放されています。
「PPPoE？よく分からない…」という方もいるかもしれませんが、要はフレッツ光の「プロバイダの部分」を無償提供している、という意味ですね！
自宅でフレッツ光や、フレッツ回線を使用した光コラボ（ソフトバンク光、ドコモ光など）を使っている場合は、ルーター側でPPPoEの設定をすれば、このアクセスポイントが利用できます！
近頃、新型コロナウイルスの影響で「テレワーク」という言葉が普及してきていますよね。在宅勤務になった、という方も多いかと思います。
在宅勤務（リモートワーク）の増加に伴い、インターネット回線の利用者も増え、「速度が遅くて快適にテレワークできない…」という方もいるでしょう。
利用者増加（混雑）による速度低下は、プロバイダ部分の通信処理が間に合っていないのが原因です。そこで、ソフトイーサが、普段は研究用で使用していたアクセスポイント(プロバイダ部分)を無償開放してくれました。
無償期間はハッキリと定められていませんが、新型コロナウイルス対策が必要な、当面の間は開放しているようです。
なお、今回のアクセスポイントの無償開放は「学術実験の実施」「研究の実証実験」などの意図も含まれているようです。このアクセスポイントでは、テレワークで重要な通信を優先的に処理し、不要不急の通信（楽しみを目的とした動画視聴など）の優先順位を下げる、特殊な処理を実験的に適用しています。
私も実際に使ってみましたが、通信速度がかなり速くなり、とても快適でした。テレワーク等で、自宅の回線が遅くて困っている方は是非使ってみてくださいね。
ソフトイーサの無償アクセスポイントの利用方法を解説！
それでは、ソフトイーサ提供の無償アクセスポイントの利用方法を解説していきます！
【前提条件】NTT東日本エリアのフレッツ光・光コラボ回線を使用している方向け
ソフトイーサ提供の無償アクセスポイントが使える回線
NTT東日本エリアのフレッツ光、光コラボ（ソフトバンク光、ドコモ光、ビッグローブ光、So-net光、@nifty光、DTI光、enひかり、BB.excite光 Fit など…）
まず前提として、NTT東日本エリア(東京都・茨城県エリアに限ります)で、フレッツ光回線 or 光コラボ回線を契約している必要があります。
NTT西日本エリアの方や東日本でも東京・茨城以外の方、フレッツ回線ではない「auひかり」や「NURO光」の方は使えません。予め確認してみてくださいね。
なお、自宅に固定回線がないという方は、これからフレッツ光 or 光コラボを申し込む、というのも手です。
ルーター側にPPPoEアクセスの設定を入力すればOK！
使用回線が問題なければ、PPPoE接続の設定をしていきましょう。ルーターに設定するのがおすすめです！
まずは、ルーターの設定画面にアクセスしましょう。メーカーや機種によってアクセス方法は異なりますが、ブラウザのアドレスバーに「192.168.1.1」で入れるケースが多いです。
ID・パスワードは、特に設定した覚えがなければ「admin」や、未入力で入れるケースが多いです。詳しくは、お使いのルーターのマニュアルから、設定画面へのアクセス方法を確認してみてください。
ここでは、私が使っている「エレコム WRC-1167GST2」の設定方法を、例として紹介していきます！
「かんたんセットアップ」から、PPPoEの設定が可能です。
インターネット接続設定から、手動設定→PPPoE設定と入ります。下記のユーザ名、パスワードを入力してください。
- PPPoEユーザー名：open@open.ad.jp
- PPPoEパスワード：open
上記のユーザー名、パスワードを入力する事で、ソフトイーサ提供の無償アクセスポイントへ接続できます。
接続できているか？を試す時は、SPEEDTEST.NETなどで速度チェックのついでに、左下の利用プロバイダが「SoftEther Corporation」になっているか確認してみてください。
なお、ソフトイーサでは、在宅勤務に集中して取り組めるよう、アメリカIPも無償提供しています。
- PPPoEユーザー名：america@open.ad.jp
- PPPoEパスワード：open
上記のユーザー名、パスワードで設定すると、アメリカのIPアドレスからインターネットへアクセスできます。日本向けの動画コンテンツなど、一部サイトの閲覧が出来なくなるため、「仕事に集中できない…」という方はアメリカIPでアクセスしてみてください！
ソフトイーサの無償アクセスポイントが使える、おすすめの光回線も紹介！
| BB.excite光 Fitのスペック | |
|---|---|
| 月額料金 【戸建て】 | 50GB未満(※)：3,520円 200GB未満：4,290円 500GB未満：5,060円 500GB以上(上限なし)：5,830円 |
| 月額料金 【マンション】 | 50GB未満(※)：2,640円 200GB未満：3,410円 200GB以上(上限なし)：4,180円 |
| 工事料金 | キャンペーン中につき0円 |
| 通信速度 | 最大1Gbps / IPv6 IPoE対応 |
| 契約期間 | 契約期間の縛りなし / 違約金0円 |
(※)2020年9月末まで20GB増量キャンペーン中で「50GB未満」となっています。2021年9月1日より最低使用量は「30GB未満」となるので注意してください。
現在、自宅に固定回線がなくて困っている…という方向けに、おすすめの光回線の紹介です。
「BB.excite光 Fit」という光コラボ回線がおすすめです！NTT東日本エリアであれば、ソフトイーサ提供の無償アクセスポイントも利用できます。
BB.excite光Fitは、回線が「フレッツ回線(光コラボ)」＋プロバイダが「BB.excite」で、セット提供される光回線です。
月々のデータ使用量に応じて月額料金が変わる、段階料金制度を採用しています。モバイル回線ではよくある料金プランですが、光回線では珍しいですね！
BB.excite光 Fitは「IPv6 IPoE」という通信方式にデフォルトで対応しており、通信速度にも優れています。
万が一、遅かったとしてもソフトイーサ提供の無償アクセスポイントがあります。プロバイダ部分を「ソフトイーサ」として使えるので、在宅勤務が多い期間はこちらを使うという手段もとれます。
新型コロナウイルスが収束し、ソフトイーサの無償開放が終わったとしても、問題なく快適に使える光回線です。是非検討してみてくださいね。
BB.excite光 Fitは月々の使用量が少ない時、戸建て3,520円／マンション2,640円という、驚愕の安さで使う事ができます。
データ使用量のカウントは、恐らくですがプロバイダ側で行っていると思われますので、テレワークで使う時はソフトイーサのアクセスポイントを使う事で、BB.excite光 Fitのデータ使用量も抑えれるかと思います。
ソフトイーサは「テレワーク向け」として無償提供しているので、娯楽用のインターネットまでソフトイーサのアクセスポイントを利用するのは、モラルに欠けるので辞めましょうね。
まとめ
- ソフトイーサ社よりアクセスポイントが無償開放中
- 東京都・茨城県のフレッツ光・光コラボユーザーが利用可能
- テレワーク用に通信を最適化する実験も行っている
- テレワークで回線が重い…という方におすすめ！
この記事では、ソフトイーサ社提供の無償アクセスポイントについて解説しました。
東京都・茨城県のフレッツ・光コラボユーザー限定ですが、アクセスポイント(プロバイダ部分)を無償開放してくれるのは有難いですね。
私も実際に使ってみましたが、通信速度がとても速くてビックリしました。(500Mbps以上！)
利用者が少ないのか、設備が強いのかは分かりませんが…、最大16,000ユーザー程は使えるようです。
PPPoE設定、と聞くとちょっと難しそうですが、アカウント名とパスワードをルーターに設定するだけなので簡単ですよ！
自宅のフレッツ回線が遅くて困っている方は、是非試してみてくださいね。
