NURO光を検討中の人の中には「So-net光」という名前も見かけて「これは何?同じソニー系だよね?」と不思議に思ったり混乱している人もいるかもしれませんね。
この記事ではNURO光とSo-net光の違いを整理することで、どちらと契約した方がいいのか?得か損か?について結論まで出してみたいと考えています。
あなたの回線サービス選びの参考になれば嬉しいです!
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NURO光とSo-net光、どちらも「So-net(ソネット)」が提供する光回線サービスの選択肢
So-net提供の 回線サービス一覧 | サービス概要 |
---|---|
NURO光 | 自社回線+自社プロバイダのセット提供 |
So-net光プラス | 自社回線+自社プロバイダのセット提供 |
フレッツ光 | プロバイダでSo-netが選択可能 |
auひかり | プロバイダでSo-netが選択可能 |
コミュファ光 | プロバイダでSo-netが選択可能 |
ドコモ光 | プロバイダでSo-netが選択可能 ※サービス終了しました |
ソニーグループのインターネットプロバイダー「So-net」が、会員向けのネット接続サービスの選択肢として提供しているラインナップは、上表のようになっています。
(2019年11月現在)
下り最大2Gbpsを誇る独自の回線を用いた「NURO光」
NURO光は下り最大通信速度2Gbpsの独自の回線網を用いた光回線サービスです。一般的な光回線は最大1Gbpsなので、2倍の通信速度を誇ります。
運営会社は「ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社」で、「So-net」という名称は、ソニーの回線部門の事を指します。
元々ソニーグループはNTTやauのKDDIとは違って回線そのものを持っていませんでしたが、通信分野の規制緩和が進む中で独自ブランド「NURO」を立ち上げることに成功しました。
そして、その家庭向けサービスとして高速クラスの回線速度と料金の安さを誇る「NURO光」が登場してきたわけですね。
NUROおよびNURO光は、国内では希少な“オンリーワン”の光回線サービスといってよいでしょう。
我が家も都内で2期めに入っているNURO光ユーザーですが、毎日満足して使っていますよ!
NTTフレッツ光回線を借り受けて提供している「So-net光プラス」
出典:So-net
NURO光以外の代表格が、“光コラボレーション”(=NTTのフレッツ光へ接続)の「So-net光プラス」です。
光コラボレーションとは、「フレッツ光回線を借り受けて自社のプロバイダとセット」で自社回線サービスとして売り出しているものです。
光コラボ同士は競合が激しいので、ソネット独自のメリットを付加した「So-net光プラス」が前面に押されています。
ちなみに、So-net光プラスも含めた“NURO光以外”の中身は、国内の平均的なスペックのフレッツ光やauひかり等、ということになります。
ここはNURO光とは大きく異なる点です。
他社回線のプロバイダとしてSo-netを選択する「その他のサービス」
フレッツ光やドコモ光、auひかりなど、プロバイダの選択肢がある回線は「So-net」利用する事も可能です。
そもそもSo-net(ソネット)は、NUROの登場よりはるか昔のダイアルアップの時代からインターネットプロバイダーとしてNTT等への回線接続を仲介してきた歴史があります。
So-net(ソネット)は光回線の時代になりましたが、相変わらずプロバイダーとしてNTTのフレッツ光等を仲介しているわけですね。
次では、その「NURO光」と「So-net光プラス」の違いについて具体的に比較してみますね!
「NURO光」と「So-net光プラス」とでは比較にならないほどのメリット格差がある
nuro光 | So-net光プラス | |
---|---|---|
運営会社 | ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 | |
プロバイダー | So-net | |
利用回線の中身 | NURO (ソニー独自、NTTの予備回線をレンタル) | NTTフレッツ光 |
市場ポジション | “オンリーワン”な存在 | プロバイダー同士で競合多数 |
最大回線速度 | 下り最大2Gbps 上り最大1Gbps | 下り1Gbps 上り1Gbps |
キャンペーンの料金設定 (戸建・マンション別で 詳細下記) | 戸建て・マンション:5,200円 導入マンション:2,090~2,750円 | 戸建て:6,138円 マンション:4,928円 |
契約期間 | 2年プランと3年プランが選択可 | 3年縛り |
キャッシュバック | 60,000円 | 50,000円 |
工事費 | 実質無料 総額44,000円を30ヶ月分割で補填 | 実質無料 総額26,400円を60ヶ月分割で補填 |
期中解約の違約金 | 3年契約:3,850円 2年契約:3,740円 | 戸建:4,580円 マンション:3,480円 (不課税) |
料金支払い先 | So-net一括 |
※金額は税込み
NURO光はソニーグループ待望の回線ブランド「NURO」の回線速度や質の高さを売り込みたい、そしてユーザーにはできるだけ長く使って欲しい、というスタンスがあると考えて良いでしょう。
なのでNURO光は利用料金を業界最安クラスに抑えて低価格型、加えて公式としては業界高水準の現金キャッシュバックを実施しています。
また、So-net光プラスは、同じフレッツ光のコラボは多数で非常に競合が激しいことから、高額なキャッシュバックをアピール要素にしています。ただしその裏には、さまざま“カラクリ”が用意されています。
具体的には、
- 契約期間の単位(縛り)が3年と長め
- 工事費の補填サービスが長期なので長期的に残債リスクあり
というような注意すべき仕組み(リスク)があります。
NURO光、So-net光プラスの比較ですが、厳密には戸建てとマンションとで分けて比較したほうがよいと考えます。
ということで、以下でNURO光とSo-net光プラスの、それぞれ戸建ての場合とマンションの場合で、特典・キャンペーンのメリットと一定期間利用した場合の費用比較をしてみますね。
【戸建ての場合】エリアさえ合えば、圧倒的にメリットが大きいNURO光
NURO光 | So-net光プラス | |
---|---|---|
最大回線速度 | 下り最大2Gbps 上り最大1Gbps | 下り1Gbps 上り1Gbps |
戸建ての 月額利用料金 | 5,200円※1 | 6,138円 |
1年間の総費用 | 62,400円 | 73,656円 |
2年間の総費用 | 124,800円 | 147,312円 |
3年間の総費用 | 187,200円 | 220,968円 |
4年間の総費用 | 249,600円 | 294,624円 |
契約期間 | 2年縛り | 3年縛り |
キャッシュバック | 60,000円 | 50,000円 |
工事費 | 実質無料 総額44,000円を30ヶ月分割で補填 | 実質無料 総額26,400円を60ヶ月分割で補填 |
期中解約の違約金 | 3,850円※2 | 4,580円 (不課税) |
他のメリット | ソフトバンクユーザーの料金割引 (NURO光でんわ加入が条件) | auユーザーの料金割引 (au光でんわ加入が条件) |
※1:2ギガ2年契約は5,700円 / ※2:2年契約は3,740円
※金額は税込み
戸建の場合で、NURO光とSo-net光プラスとで、利用開始から1~4年各時点までかかる総費用を比較してみました。
月額料金とキャッシュバックを併せてみても、NURO光のほうが安くなっています。
NURO光はこの安さに加えて、下り最大2Gbpsという圧倒的な回線速度が提供されています!
同じような費用がかかるのであれば、エリアの問題もありますが、やはりNURO光は最優先で検討することをおすすめするわけです。
注意したいのは、NURO光、So-net光プラスどちらも更新月以外での解約時には違約金が発生します。
またSo-net光の工事費ですが、総額はNURO光より安いですが60ヶ月(5年間!)という長期に渡って分割払いする(補填割引される)わけですが、逆に言えば、長期に渡って解約時の残債支払いが発生することになります。
こういう回線サービスの“カラクリ”はSo-net光プラスだけではないですが、光コラボの各社のキャンペーンを検討する際には予めこういう仕組みもあることを理解しておきましょう。
続いて、マンションの場合の比較です。
【マンションの場合】NURO光は戸建てタイプ or マンションタイプの選択肢あり
NURO光 for マンション | So-net光プラス | |
---|---|---|
最大回線速度 | 下り最大2Gbps 上り最大1Gbps | 下り1Gbps 上り1Gbps |
マンションの月額利用料金 | 2,090~2,750円※1 | 4,928円 |
1年間の総費用 | ~33,000円 | 59,136円 |
2年間の総費用 | ~66,000円 | 118,272円 |
3年間の総費用 | ~99,000円 | 177,408円 |
4年間の総費用 | ~132,000円 | 236,544円 |
契約期間 | 2年縛り | 3年縛り |
キャッシュバック | 60,000円 | 50,000円 |
工事費 | 実質無料 総額44,000円を36ヶ月分割で補填 ※別途、宅外の共用工事6万円は頭割りで利用料金から天引き | 実質無料 総額26,400円を48ヶ月分割で補填 |
期中解約の違約金 | 528円※2 (税込) | 3,480円 (不課税) |
他のメリット | ソフトバンクユーザーの料金割引 (NURO光でんわ加入が条件) | auユーザーの料金割引 (au光でんわ加入が条件) |
※1:3年契約で2,090円~2,750円/ ※2:2年契約は363円
金額は税込み
まず、NURO光はマンションにも上記で紹介した「戸建てタイプ」を導入可能です。※マンション側の設備によっては不可能な場合もあります。
戸建てタイプの場合、マンションで使うには少し割高ですが、その分高品質な回線を独り占めする事ができちゃいます。
「NURO光 for マンション」というマンション向けのサービスもあります。こちらはマンション側にNURO光の設備が既に導入済みな場合にのみ利用可能となっています。
上記の表は、この「NURO光 for マンション」と「So-net光プラス」のマンション向け料金で比較してみました。
ごらんのように「NURO光 for マンション」は複数世帯で共有するため、利用料金は安く、しかもこの安さで業界最速クラスの下り最大2Gbpsという回線速度を享受できます。
ただ、歴史的に見てフレッツ光が導入済みのマンションは多数存在しますが、NURO光の設備工事が施されているマンションはまだまだ少ないです。そして、こういった設備の新規導入や切り替えにあたっては、人数集めはもちろん建物のオーナーや管理組合の了解(説得)が必要となります。
すでにマンション内にNURO光が導入済みであれば話は簡単ですが、新規でマンションにNURO光を導入する場合には、それなりにハードルがあるということは頭に入れておいてください。
ここまで見ると、NURO光がとても良い回線に見えますが…NURO光も決して100%完璧!というわけではありません。
事前にNURO光のデメリットもしっかりチェックしておくことをおすすめします。
以下も読んでみてください!
NURO光のデメリットは?圧倒的な回線速度とコスパの一方で、提供エリアは限られ工事期間も長め
NURO光は、わかりやすく言うと、ひとつ上に突き抜けた“オンリーワン”な存在なので、So-net光プラス等とは比較にならないレベルの大きなメリットがあります。
ただし、「100%よい!」ということではなくNURO光にもしっかりデメリットもありますので、そちらもあわせて紹介しておきますね!
NURO光のデメリット
- エリアが限定される(現在は北海道・東北(宮城)・関東・東海・関西・中国・九州)
※一部地域を除く - 繁忙期には、申し込みから工事完了までの時間が長い
NURO光が使っているハードとしての回線は、実はNTTが使ってない予備ケーブル“ダークファイバー”をレンタルしています。これをソニーらしく国際基準の高規格にすることでサービスを行っています。
したがってNURO光は、“ダークファイバー”ありき、また、通信の高規格化にはコストも掛かりますので、現状では提供エリアは限定的で、北海道・東北(宮城)・関東・東海・関西・中国・九州に限られています。(一部地域の除く)
また“面”として“ダークファイバー”が広がっているわけではないので、まず最初に「対象エリアか否か?」を確認することがポイントです。
そして・・・ひょっとしたらNURO光の最大の問題点というか課題と言ってもいいと思いますが・・・
NURO光の設置工事については、繁忙期には非常に時間がかかることがあり、季節によっては最長「半年」という口コミもあるほどです。
(通常は、早ければ1ヶ月程度、平均的には2ヶ月ぐらい)
そもそもNURO光はフレッツ光などと違って開通までに2回の工事が必要です。
そして1回目の宅内工事の担当はNURO、2回めの宅外工事の担当はNTT、というように担当も別れていて、繁忙期にはどうしても2回めの工事までの間が開きがちになります。
NURO光に申し込む場合は、引っ越しシーズンなどの繁忙状況の確認と工事期間の長さに注意する必要があります。
ただ、こういったデメリットがあるとしても、NURO光の魅力はひとつ上に突き抜けています。
次はNURO光のメリットを紹介しますね。
NURO光のメリット
- 下り最大2Gbpsの、高速回線
- 業界最安クラスの料金設定
- 業界では希少な“公式”による現金キャッシュバック
(無条件キャッシュバックの金額60,000円は業界高水準クラス)
国内の一般的な光回線速度は、So-net光プラスも含めて、早いところでも下り最大1Gbpsのところがほとんどです。
ただし、NURO光はワンランク上の国際通信規格を設定しているので、回線速度は下り最大2Gbpsで、NTTのフレッツ光などの倍となっています。
動画視聴とかネットゲームとか大量のデータ通信が普及する中で、NURO光は非常に希少な回線サービスだということがわかると思います。
その一方、料金的に高価か?と言うとそんなこともなく、むしろ国内最安クラスの料金設定、つまりNURO光は国内希少なコスパの良い光回線サービスである、といってよいでしょう。
そして、なんといってもNURO光公式の現金60,000円キャッシュバック特典は、非常にメリットが大きいです。
NURO光に申し込むのなら、まずこの公式の現金キャッシュバックを利用することをおすすめします!
時々広告などで見かけると思いますが、NURO光の販売代理店が条件付きで高額のキャッシュバック特典を実施していることもあります。ただし、NURO光のキャッシュバックは業界ではあまり見かけない公式提供で、かつ“無条件でもれなく”の特典です。
実は、NURO光公式ならキャッシュバックの期限が過ぎてしまっても、相談すれば対応してもらえるんです。ここらへんの「安心・安全」感は公式キャンペーンならではのメリットですね。
比較してわかった「NURO光」をおすすめする人
- エリア適合地の居住者(北海道・東北(宮城)・関東・東海・関西・中国・九州)※一部地域を除く
- 回線の遅さで苦労している人
- ネットでの動画視聴やゲームが趣味の人
- 回線サービスのチェンジは面倒だと考えている人
- 大容量のデータをやり取りするクリエイター
- SOHOや個人事業のビジネス利用
- 店舗で顧客にwifiを開放している
- ソフトバンクの携帯・スマホのユーザーで、IP電話サービスを利用したい人
繰り返しになりますが、NURO光は下り最大2Gbpsという国内希少の回線速度と、光回線サービスの業界では最安クラスの料金設定という、めちゃくちゃコストパフォーマンスのよい回線サービスです。
NURO光は一般家庭要、個人向けという商品ですが、お仕事で大容量のデータ通信を扱うクリエイターやSOHOなどの中小ビジネス利用にもおすすめです。
正直いって、NURO光については繁忙期には設置工事に時間がかかるという面倒もありますが、それを待ったとしても十分導入する意義はあると思います。
わたしもNURO光のユーザーですが、週末は家のテレビにAmazonのFire TV StickをwifiでつなげてDAZNでJリーグのサッカーやAmazonプレミアムの映画を楽しんでいます。
ちなみに、IP電話サービスの「NURO光でんわ」を契約すると東海・関西・中国・九州は330円/月、関東・北海道は550円/月で、ソフトバンクのスマホが家族で1台あたり最大1,100円/月割引になる「おうち割」というサービスもあります。
我が家も2台はこの「おうち割」の恩恵に預かってます。
ところで、NURO光公式の現金60,000円キャッシュバックを受けるにはひとつ注意点があります。
60,000円の現金キャッシュバックは、公式ページからの申し込みが絶対条件です。
まずは下にあるボタンのリンク先で確認ください!
比較してわかった「So-net光プラス」をおすすめする人
- NURO光のサービス圏外に住む人
- マンションに設置済みで、フレッツ光しか選べない人
- これまでフレッツ光とプロバイダーを別々で契約していた人
- 当面の月々のネット利用料金を減らしたい人
- 3年間限定でネット利用したい人
- IP電話を利用予定でauの携帯・スマホのユーザー
So-net光プラスは、高額なキャッシュバックをもらえます。
なので、NURO光の圏外であるとか、マンションの設備の都合でフレッツ光しか選べなくて、でもできるだけコストは抑えたい、そしてスマホや携帯でauを使っている、という場合はSo-net光プラスの検討の余地もあると思います。
ただし、3年や6年の満期以外のタイミングでは、すべて途中解約扱いになり違約金の支払い義務が発生します。
3年単位で計画的に行動できる人が世の中にどれいいるかはわかりませんが、こういった管理がキチッとできるのであれば、ぜひ検討してみるとよいでしょう。
ちなみに、So-net光プラスはauのスマホや携帯の利用料金が「スマホ割」という割引対象になる可能性があります(IP電話(auひかり電話)への加入が条件)。auユーザーならば、更にメリットが増えますので、検討してみるとよいでしょう。
以上、NURO光とSo-net光プラスの違いについて書いてきましたが、あちこち調べてみると“So-net光”という言葉の使い方には、光コラボの「So-net光」「So-net光プラス」以外にもいろいろあるようです。
枝葉の問題なので興味のない人は読まなくていいと思いますが、念のため“So-net光”という言葉の定義について整理しておきますね!
“So-net光”という言葉の定義がわかりにくいので、整理しておきます
NURO光 | So-net光 | ||
---|---|---|---|
狭義の「So-net光」 || 「フレッツ光コラボレーション」 | 広義の「So-net光」 | ||
ソニーグループ独自の光回線「NURO」を利用 | 中身はNTTフレッツ光 ※旧名「So-net 光 コラボレーション」 ※料金支払窓口はSo-net側が一括担当 | ソネットの「auひかり」は「So-net 光 (auひかり) 」と表記されることもある ※So-netが提供するNURO光以外の光回線サービスすべてを指して使われることもある | |
So-net光プラス | So-net光 | ||
●セキュリティソフト・カスペルスキーの利用料が無料(月額550円) ●v6対応ルーターが12ヶ月無料(月額440円) | 2022年4月30日をもって提供を終了 | ||
戸建:6,138円 マンション:4,928円 | 2022年4月30日をもって提供を終了 |
※金額は税込み
“So-net光”という言葉については詳しい定義は見当たらなかったので、多少私見も入っていますが、ちょっと表にして整理してみました。
“So-net光”がなぜいろんな意味で使われているか、というと、“So-net光”は突如として今のラインナップになったわけではなく、ちょっとずつ色んなサービスが登場して加わって今に至るわけです。
つまりちょっと古い時代の使い方がネット上で残されたりしているうちに、ちょっとごちゃごちゃしてきちゃったのだと推測します。
“So-net光”といえば、プロバイダーがSo-net(ソネット)の「フレッツ光コラボレーション」のことを指す
「So-net光」といえば、おおむね中身がNTTのフレッツ光の「フレッツ光コラボレーション」のことと考えてよいでしょう。
そして会員向けに割引や特典を強化しているのが「So-net光プラス」です。
“So-net光”はソニーグループといっても、独自の高速回線ブランド「NURO」を掲げるNURO光とは根本的な違いがあることがわかると思います。
ちなみに「auひかり(So-net光 (auひかり))」については、光コラボならぬ“auひかりコラボ”のようなもので、So-netがプロバイダーとしてauひかりを販売しています。
実はこの「auひかり(So-net光 (auひかり))」をSo-net光と表記しているケースも見かけましたが、これは稀な使われ方のようですので、これはあくまで広義の「So-net光」と理解していいと思います。
ところで「光コラボレーション」とは何か知ってました?
以下で解説しておきますね。
「So-net光プラス」の“光コラボレーション”とは?
「光コラボレーション」とは
NTT東日本よりフレッツ光などの提供を受けた事業者様が、自社サービスと光アクセスサービス等を組み合わせて、サービスをご提供するモデルを、「光コラボレーションモデル」といいます。
※光コラボレーション事業者様がご提供するサービスについては、お客様と光コラボレーション事業者様とのご契約になります。
※NTT東日本の解説より引用
https://flets.com/app4/input/index/
So-netもここでいう光コラボレーション事業者のひとつで、So-netが提供する光通信サービスの「So-net光」と「So-net光プラス」では、サービスの窓口や料金の支払い窓口はSo-netに一本化されることになります。
一般的な光コラボレーションのメリットとしては、以下が挙げられます。
- NTTに直接フレッツ光を申し込むよりも安い料金設定
- 料金は、まとめてひとつだけ
(回線使用料、プロバイダー料が合体) - 支払い窓口がひとつ
- コラボ業者独自のサービスが付加される
- キャリア系の光コラボならスマホ割が受けられることも
(電話加入が条件)
ただし、フレッツ光を売る光コラボレーション事業者は多数存在しますので、競合が激しくユーザーの注目を集めることは簡単ではありません。
そこで「So-net光プラス」では、ウイルスソフト利用料を無料にする(So-netが会員向けに提供)といった入会メリットを上乗せして販促を強化しています。
(※“プラス”されていない普通の「So-net光」は、料金的にも安くはなく、あまりメリットはありません。だから上記のラインナップには「So-net光」は出ていません。)
ちなみに、so-netのラインナップにある「ドコモ光」についてですが、これも“光コラボ”のひとつですが、ドコモのスマホや携帯ユーザーにとってのメリットが大きいサービスとなっています。同じように、「So-net 光 (auひかり) 」ではauのスマホや携帯のユーザーにとってメリットが大きいサービスとなっています。
フレッツ光の利用者の中で、もし光コラボではなく、未だにNTT(フレッツ光)とプロバイダーとを別々で契約している人なら、光コラボへ乗り換えれば、中身は同じフレッツ光のままで料金割引などの優遇を得ることができるので、検討してみることをおすすめします。
古くからのフレッツ光の利用者なら、「So-net光プラス」などの光コラボレーションへの転用を検討しよう!
出典:So-net
NTTに直接フレッツ光を申し込んでプロバイダーをSo-netにした場合と、最初から“光コラボ”の「So-net光プラス」に申し込んだ場合で、月々の利用料金を比較してみました。
【戸建ての場合】
直接NTTにフレッツ光申し込む (あとでSo-netを選ぶ) | So-net光プラス | |
---|---|---|
回線利用料 | 5,940円 | - |
プロバイダー 利用料 | 初期1年間 770円 2年目以降 1,100円 | - |
上記2項目 の合計 | 初期1年間 6,710円 2年目以降 7,040円 | 6,138円 |
工事費 | 19,800円 (契約料880円+初回3,000円+2回目以降660円/月×30回) | 実質無料 総額26,400円を60ヶ月分割で補填 |
契約期間 | 2年 | 3年 |
期中解約の 違約金 | 4,950円 | 4,580円 (不課税) |
※金額は税込み
【マンションの場合】
直接NTTにフレッツ光申し込む (あとでSo-netを選ぶ) | So-net光プラス | |
---|---|---|
回線利用料 | 3,355円 | - |
プロバイダー 利用料 | 初期1年間 660円 2年目以降 990円 | - |
上記2項目 の合計 | 初期1年間 ~4,015円 2年目以降 ~4,345円 | 4,928円 |
工事費 | 16,500円 (契約料880円+初回3,300円+2回目以降550円/月×30回) | 実質無料 総額26,400円を48ヶ月分割で補填 |
契約期間 | 2年 | 3年 |
期中解約の 違約金 | 1,650円 | 3,480円 (不課税) |
※金額は税込み
ご覧のように、プロバイダーをSo-netとしてフレッツ光を使うなら、戸建てなら光コラボの「So-net光プラス」を利用したほうが圧倒的に費用が安く済む、ということがわかると思います。
キャッシュバックを考慮すると、マンションでも「So-net光プラス」が安く済む、と言えるでしょう。
ちなみに、So-net光プラスのような光コラボ事業者によるサービスは多数あります。光コラボの範囲で検討するならSo-net光プラス以外のサービスもチェックしてみることをおすすめします。
光コラボ事業者に加えて、それぞれの販売代理店も多数ありキャンペーンも多彩です。
ということで、光コラボレーション「So-net光プラス」を利用するメリットについて解説しました。
ただし、以上はあくまでフレッツ光の範囲での比較の話です。
もしエリア的にNURO光の導入が可能ならば、わたしなら迷わずフレッツ光よりもNURO光をおすすめしますよ。
なぜなら、NURO光のほうが圧倒的に回線のスペックや料金、そして特典・キャンペーンのメリットも十分強力だからです。
【まとめ】NURO光とSo-net光の違いを徹底比較
- NURO光の中身はソニー独自の高速回線NURO、So-net光の中身はフレッツ光
- 回線速度の下り最大速度は、NURO光は2Gbps、So-net光は1Gbps
- フレッツ光の範囲で選ぶなら、光コラボの「So-net光プラス」は要チェック
- 業界希少のNURO光公式の現金3.5キャッシュバックキャンペーンは要チェック
- NURO光とSo-net光プラスの比較では、圧倒的にNURO光の方がメリットが大きい
このページではNURO光とSo-net光プラスについて比較してみました。
ともにソニーグループ、So-net提供の回線サービスですが、その中身には大きな違いがあることがおわかりいただけ方と思います。
NURO光のエリア内であるならば、私としてはユーザーとして迷わずNURO光を推します。
ただし、残念ながらNURO光のサービス圏外ということであれば、選択肢はフレッツ光かauひかり、というように限られてきますね。
フレッツ光であれば、光コラボレーションのSo-net光プラスも検討の余地あり、ですね!
NURO光とSo-net光プラスついて詳しくご紹介してきましたが、NURO光について良いところも悪いところも全部まとめたページを「悪い評判は本当?NURO光のデメリット5つとメリット5つで全解説!」で記載しております。