- 光コンセントって何?
- ない場合は工事って必要?
光コンセントとは、端的にいうと「光回線に接続する用のコンセント」です。
自宅に光コンセントがない場合は、光回線の開通工事が必要となります。
本記事では長年通信機器を販売してきた私が、以下3点を解説します。
- 光コンセントとは?
- 光コンセントがない場合の対処法
- 使用前に知っておきたい注意点
光コンセントに関する情報をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
楽天モバイルならiPhone16シリーズが全キャリアで最安!
\今なら最大17,000ポイントがもらえる/
楽天モバイルは公式窓口が最もお得! 申し込みは5分で完了!
光回線で使う「光コンセント」とは?画像付きで解説!
出典元:NTT東日本
光コンセントとは、簡単に言うと「光回線に接続する用のコンセント」です。
光回線を使う時、電柱から光ファイバーケーブルを宅内まで引き込む必要があります。光ファイバーケーブルは、エアコン用の配管やインターネット用の配管設備など使って配線し、最終的には宅内の光コンセントまで接続します。
ユーザーは、この光コンセントと「ONU(光回線終端装置)」を接続する事で、光回線でインターネットが利用できるようになります!
宅内に既に「光コンセント」がある場合、NTT系列の光回線(※)であれば、訪問工事が不要になります。NTT側の局内工事だけで済むため、工事費が安く(2,000円ぐらい)、10日程で利用できるようになります。
※NTT系列の光回線=フレッツ光・光コラボ(ソフトバンク光、ドコモ光など)
宅内に「光コンセント」がない場合、光コンセントの設置工事が必要です。訪問による工事をする必要があるため、工事費が必要+開通までも2週間~1ヶ月ほどかかる、といった感じになります。
光コンセントがない場合は光回線の開通工事が必要!
戸建ての場合
1.電柱から宅内まで光ファイバーの引き込み
2.光コンセントの設置
集合住宅の場合
1.電柱からMDF(集合住宅の回線設備)まで光ファイバーの引き込み
2.MDF~宅内まで光ファイバーの配線
3.光コンセントの設置
光回線の主な工事内容は「宅内まで光ファイバーケーブルの引き込み」「光コンセントの設置」です。
既に光コンセントが設置されている場合、光ファイバーケーブルの配線も宅内まで完了しているため、訪問による工事が不要になります。(※通信事業者の局舎側で開通のための工事を行うため、開通まで10日程はかかります。)
光コンセントがない場合は、電柱~宅内までの光ファイバーケーブル引き込みと、光コンセントの設置を同日にやってもらう事になります。
光コンセントの設置も標準工事費の料金内に含まれるため、追加で工事費が高くなったりする事はありません。
開通工事は立ち合いが必要で、所要時間は1時間~2時間程度になります。
工事費もかかりますが、回線事業者によっては実質無料としたり、キャッシュバックや月額割引で還元してくれる事も多いです。
【注意】集合住宅で「VDSL方式」「LAN方式」の場合は光コンセントを使用しない
光配線 | VDSL | LAN | |
---|---|---|---|
使用コンセント | 光コンセント | モジュラージャック | LANコンセント |
通信速度 | 最大1Gbps | 最大100Mbps | 最大1Gbps |
使用回線 | 光ファイバー | 光ファイバー + 電話線 | 光ファイバー + LANケーブル |
戸建てで光回線を使う場合、光コンセントを使う「光配線方式」一択なのですが、集合住宅の場合は、集合住宅側で用意している回線設備次第で配線方式が異なります。
戸建てと同じ「光配線方式」のほか、「VDSL方式」と「LAN方式」の3種類あります。
光コンセントを使うのは「光配線方式」だけで、他の配線方式はそれぞれ使用するコンセントが異なります。(見た目は似ていますが…)
既に「モジュラージャック」や「LANコンセント」が設置されている場合、「光コンセント(=光配線方式)」で光回線を使うのは難しいケースが多いです。
一応、NURO光など、光配線方式でしか提供していない光回線もあるので、通信速度を重視している方は検討して貰えればと思います。
各コンセントの見た目は、下記画像で確認してみてください。
光回線の配線方式 | 差込口の画像 |
VDSL方式 | 参照:NTT東日本「Bフレッツ サポート情報」 |
光配線方式 | 参照:NTT東日本「フレッツ光をお申込のお客さまへ ~光コンセントについて~」 |
LAN方式 | 参照:寺田電機製作所「光アウトレット1連(10ヶ入り)」 |
光回線で使う「光コンセント」について、よくあるQ&A3選
光コンセントについて、よくある疑問点をまとめました。気になる項目があればチェックしてみてください。
Q1.光コンセントのカバーの外し方は?
A.コンセントカバーの外し方は上記動画を参考にしてみてください。
※コンセントカバーを外して作業する場合、電気工事士の資格が必要です。コンセントカバーを外したい場合は、自己責任でお願いいたします。
Q2.光コンセントのカバーは交換できる?DIYしてもOK?
A.コンセントカバーの交換だけであれば、電気工事士の資格は必要ありません。自前で行う事も可能です。
カバーの交換も可能です。コンセントカバーは別名「コンセントプレート」とも言い、楽天やAmazonなどの通販サイトでも販売されています。
Q3.光コンセントの増設は可能?
A.光コンセントは1回線につき1ヶ所の設置となるので、増設は基本出来ません。
光回線を2回線契約したい場合は、工事が可能であれば光コンセントを2ヶ所設置する事も出来るかと思います。
LANケーブルを壁の中を通して別の部屋へ引っ張りたい、という事であれば可能です。この場合、光コンセント→ONU→ルーターと配線し、ルーターから有線LANケーブルを別の部屋へ、壁の中を通して配線する事になります。壁にLANポートを設置したい場合は業者に依頼しましょう。
まとめ
- 光回線に接続する用のコンセント
- 光配線方式で使用する
- 光コンセントがある場合は基本、訪問工事は不要
- 光コンセントがない場合、光ファイバーの引き込みと光コンセント設置工事を同日に行う
この記事では、光コンセントについて解説しました。
光回線を契約予定の方は、自宅の光コンセントがあるかチェックしてみましょう!もし設置されていれば、工事が不要となる可能性が高いです。
光コンセントの工事や移設などは基本、業者にやってもらいましょう。カバーの交換だけであれば自分でやっても大丈夫ですが、コンセント周りの作業は基本的に電気工事士の資格が必要です。