ドコモ光でIPv6を利用する方法は？おすすめのプロバイダや注意点を徹底解説

• IPv6にしたら速度は改善する？
  
• 利用上の注意点は？
• 設定方法を詳しく知りたい！

などと悩んでいませんか。

ドコモ光はIPv6に対応しており、安定した速度で利用できます。

ただしプロバイダによってはIPv6が利用できません。また対応ルーターを持っていなければIPv6の恩恵が受けられません。

編集部ダイゴ

そこで本記事では、さまざまな光回線の契約に携わってきた私が以下3点を解説します。

すべて読めばドコモ光のIPv6に関する知識が身に付き、あなたに合った光回線が選べるようになるでしょう。

関連記事：ドコモ光は評判悪い？300人の口コミで分かった全メリット・デメリット

結論：ドコモ光はIPv6対応で快適に利用できる

ドコモ光はIPv6に対応しており、快適に利用できます。

ドコモ光が快適に利用できる要因は、厳密にはIPv6ではなく「v6プラス」にあります。

またプロバイダによってIPv6が利用できない場合があるので、契約の前に確認しておきましょう。

それぞれ詳しく解説します。

IPv6は「IPのバージョンを示すもの」

IPv6の、IPは「データ通信方法の決まりごと」v6は「バージョン」を示します。

簡単にいうと、IPv6とは「データ通信方法のバージョン6」です。

速度はIPv6と従来のIPv4に変化はありません。ただIPv6は、従来のIPv4よりも多くのIPアドレスを識別できます。

※2022年3月時点

現在IPv4からIPv6への移行が進んでいますが、サーバー側では進んでいないため、一部サイトが表示されない場合があるでしょう。

IPoE接続でIPv6は速くなる

厳密に言うと、IPoE接続にすることで通信速度が速くなります。

IPoEとは「直接インターネットに接続する方式」です。IPv6のみが対応する接続方式で回線の渋滞を避けられます。

一方従来の接続方式の「PPPoE」は利用者が多いため、回線が混雑しやすいです。

この仕組みのため「IPv4からIPv6に変えたら高速になった」という意見が多く見られるのです。

v6プラスは「サービスの名称」

ドコモ光は「v6プラス」といったサービス用いて光回線を提供しています。

v6プラスとは「IPv4 over IPv6」とも呼ばれるサービスで、IPv4とIPv6を切り替えつつ、常にIPoE接続ができます。

一部IPv6に対応していないサイトがあるため、IPv4とIPv6どちらも利用できるのは便利です。またIPv4でも安定した速度のIPoE接続ができます。

IPv4 over IPv6が利用できるプロバイダがおすすめ

ドコモ光はプロバイダごとにIPv6の接続方法が異なります。

最もおすすめの接続方法は「IPv4 over IPv6」です。

以下にプロバイダごとのIPv6接続方法やルーターのレンタルをまとめました。

※基本的に申込不要、以前からドコモ光を利用している方は申込必要

IPv4 over IPv6に対応し、無料でルーターレンタルできる以下がおすすめです。

快適な速度でインターネットを利用するなら「IPoE IPv6」「PPPoE IPv6」のプロバイダは選ばないようにしましょう。

ドコモ光でIPv6を利用・設定する方法

ドコモ光でIPv6を利用する方法を紹介します。

手順を間違えてしまうと、無駄な出費をしてしまったり、面倒な手続きが増えたりします。

お得に利用するために、手順を詳しく確認しましょう。

IPv6が利用できるプロバイダを契約する

どのプロバイダでもIPv6は利用できますが、速度が快適な「IPv4 over IPv6」のプロバイダを選びましょう。

IPv4 over IPv6が利用できるプロバイダは以下17種類です。

既にドコモ光で、上記以外のプロバイダで契約している場合は、プロバイダ変更手続きしましょう。変更手数料は3,300円です。

またドコモ光のプロバイダにはタイプAとタイプBがあり、BタイプはAタイプよりも月額料金が220円高いです。

プロバイダ変更の際にタイプが変わると、月額料金も変わります。

IPv6対応ルーターを準備する

IPv4 over IPv6が利用できるプロバイダを選んだら、IPv6対応ルーターが準備しましょう。

ルーターは自前かプロバイダからレンタルしましょう。

なお無料でIPv4 over IPv6のルーターがレンタルできるおすすめプロパイダは以下です。

対応ルーターを準備したら、インターネットに接続するだけでIPv6が通信できます。

プロバイダによっては申し込みが必要

プロバイダによっては申し込まなければ、IPv6が利用できないので注意しましょう。

申し込みから5日ほどでIPv6が利用できます。

申し込みが面倒な場合は、IPv6が自動適用の「GMOとくとくBB」「BIGLOBE」「@nifty」を選びましょう。

IPv6が利用できない場合はパソコン設定を確認する

対応ルーターを準備し、プロバイダへの申し込みが終了した場合、基本的にインターネットに接続するだけで、IPv6が利用できます。

もしIPv6が利用できない場合、パソコン設定を確認してください。

初期設定ではIPv6が利用できるようになっていますが、念のため再度設定してみましょう。

ドコモ光のIPv6に関する口コミ

ドコモ光のIPv6に関する口コミを紹介します。

回線速度が速い

ドコモ光はIPv6の設定にしてから快適なので回線遅い人は試してみたほうがいい。

— クラッ夕@異界電波局１日目(木)西え28a (@clutter_noiz) June 15, 2020

通信速度が安定している

自分はドコモ光のGMOですね。
ipv6プラスということもあり速い時だと400Mbps、夜間帯でも100Mbpsぐらいは出てますね

— ペコ (@P_coge) September 3, 2020

他社と比較して通信速度が速い

今ドコモ光にして　IPv6にしました。フレッツよりも速いですね。方式も　PPP から IPoE にきりかえました。

— もん (@monsuke_3) March 15, 2020

希望する通信速度が出ない

ドコモ光遅い…ipv6プラスだし、ルーターもONUも再起動させたし、何回も通信速度測定したけど、下りも上りも2桁Mbps…
LTEと変わらない…#誰か助けて#ドコモ光#GMOとくとくBB#問合わせ窓口に電話しても全然繋がらない

— BBAtheHutt (@HuttBb) May 28, 2020

ドコモ光のIPv6に関する口コミは「他の光回線よりも速い」「IPv6にして速くなった」といった意見が多く良好です。

一部ではありますが「IPv6でも遅い」といった意見も見られたため、必ずしも安定した速度が出るとは限りません。

光回線の速度は、周辺環境によっても左右されるので、IPv6だからといって過信しすぎないようにしましょう。

ドコモ光IPv6接続の確認方法

ドコモ光でIPv6接続ができているか確認するには「IPv6 をテスト」を利用しましょう。

アクセスするだけでIPv6やIPv4の判定ができます。

v6プラスを確認したい場合は「v6v4.net」がおすすめです。読み込みが速く、v6プラスが利用できているかを確認できます。

ドコモ光をIPv6にしても速度が遅い場合の対処法

ドコモ光をIPv6にしても速度が遅い場合の対処法は以下です。

それぞれ詳しく解説します。

通信機器やルーターを再起動する

IPv6を接続しているスマホやパソコンなどの通信機器、ルーターを再起動しましょう。

開いているソフトによって通信機器は、CPUに負荷がかかり、速度が低下します。ルーターが何らかの原因で熱を帯びてしまい、正常な通信ができない場合があります。

その場合は一度再起動することで、負担が軽減されて速度が改善します。たとえIPv6接続でも、通信機器やルーターに負担がかかる状態では、速度は遅くなるため注意しましょう。

ルーターの設置場所を見直す

Wi-FiでIPv6を利用している場合、ルーターの場所が悪いと正常な通信ができません。

IPv6にしても電波が遮断されたら意味ないため、ルーターの位置は「家の中心の高い場所できるだけ周囲に電波遮断する物がない状態」がベストです。

プロバイダを変更する

プロバイダの変更も検討してみましょう。

ドコモ光はプロバイダによって速度が大きく変わります。おすすめプロパイダは「GMOとくとくBB」です。

※参考：「みんなのネット回線速度」2022年3月時点

IPv6申込が不要で、ルーターのレンタルが無料です。

プロバイダ変更の手数料は3,300円です。速度を改善させたければ、GMOとくとくBBへの変更を検討しましょう。

速度の速い光回線へ乗り換える

LANケーブル・ルーター・プランに問題がない場合、別の光回線への乗り換えを検討しましょう。

通常プランでもドコモ光は十分速い光回線ですが、建物の周辺状況や環境によって遅くなっている可能性があります。

うーん。光回線自体が遅いというよりは、環境によるのかもしれない。。実家も光だけど速いよ～ ルーターの性能や位置とか住んでる場所とか……問い合わせてみるのがよさそう！せっかく変えたのにね

— おすねかじり虫 (@osune_kajikaji) June 2, 2021

うちの建物、光回線引けるけど、一番遅い速度のしか対応してないってサ！！！！
家賃安くて広いけど、生活する上で他に良さがない

— テトラポット (@SECKY_03) March 10, 2021

快適にネットを利用したいのであれば「NURO光」などの独自回線系の光回線がおすすめです。

主要な独自回線系の光回線を以下にまとめました。

独自回線	下り	上り
NURO光 口コミ評判	469Mbps	404Mbps
	標準プランで「最大2Gbps」で他社回線よりも理論上2倍速い IPv6高速インターネット接続にも対応
auひかり 口コミ評判	378Mbps	269Mbps
	独自回線で回線の渋滞が起こりにくいため、速度が速い IPv6高速インターネット接続にも対応
コミュファ光 口コミ評判	605.3Mbps	329.4Mbps
	東海地方の独自回線で渋滞が起こりにくいため、速度が速い IPv6高速インターネット接続に対応
eo光 口コミ評判	425.5Mbps	282.6Mbps
	関西地方の独自回線で渋滞が起こりにくいため、速度が速い IPv6高速インターネット接続に対応
メガエッグ光 口コミ評判	345.5Mbps	207.4Mbps
	中国地方の独自回線で回線の渋滞が起こりにくいため、速度が速い IPv6高速インターネット接続に対応
ピカラ光 口コミ評判	357.1Mbps	211.3Mbps
	四国地方の独自回線で渋滞が起こりにくいため、速度が速い IPv6高速インターネット接続に対応

ドコモ光の速度に不満があれば、他社の速度の速い光回線の利用を検討しましょう。
»【2022年最速の光回線ランキング】主要サービス21社の通信速度を徹底比較

まとめ：ドコモ光のIPv6

ドコモ光ではIPv6が利用でき、IPv6オプションを利用すれば通信速度を大幅に改善できます。

ドコモ光公式サイト：
https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/
申込は簡単5分で完了

ただし通信速度を重視する場合は「ドコモ光」より速い回線があるためおすすめしません。

「NURO光」や「auひかり」などの速度の速い光回線の契約を検討することをおすすめします。

関連記事：【2022年最速の光回線ランキング】主要サービス21社の通信速度を徹底比較