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Bluetoothとは?Wi-Fiとの違いや規格一覧・具体的に何ができるかを解説!

Bluetoothとは?
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ケーブルレスのイヤホンやスマートスピーカーなどの接続に使われる「bluetooth」。身近な技術なので、名前を聞いたことがあると言う人は多いと思います。

ですが、じゃあ具体的に「bluetooth」って何なの?と言われて説明できる人は少ないのではないでしょうか?とても便利なbluetoothですが、実際どんな技術なのか気になりますよね。

そこで回の記事では、bluetoothとは何なのか?やWi-Fi・赤外線との違い・bluetoothで具体的に何ができるのか?などについて解説していきます。

bluetoothについて調べているようでしたら、是非参考にしてみてください。あなたの知りたいことがしれるはずです。

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そもそもBluetooth(ブルートゥース)とは?わかりやすく解説!

まず始めに、「そもそもbluetoothとは何なのか?」や「bluetoothとWi-Fi・遠赤外線の違い」について解説していきます。

bluetoothについて基本的な知識をみにつけたいようでしたら、こちらを参考にしてみてください!

そもそもBluetooth(ブルートゥース)とは?

そもそもbluetoothとは?

そもそもBluetooth(ブルートゥース)とは、近距離無線通信規格のひとつの種類のことです。10~100m程度の近距離を電波を使って無線で通信する技術のことですね!

スウェーデンの通信機器メーカーである「エリクソン社」が主導して1000年に制定した技術です。

bluetoothの開発には、intel・IBM・Nokia・東芝・MicroSoft・Motorola・Apple・Nordic Semiconductorなどがプロモーター企業として関わっています。

元々は、パソコンの周辺機器を無線かつ低消費電力で接続する事を目指して制定された技術ですが、最近ではスマート家電との通信などでも使われています。

参考記事:TOSHIBA
参考記事:Bluetooth
参考記事:フィールドデザイン株式会社

「bluetooth」の名前の由来は、デンマークとノルウェーを交渉で無血統一した人物として知られている「デンマーク王 ハーラル・ブロタン・ゴームソン(Harald Blåtand Gormsen)」の名前です。

ニックネームに当たるブロタン(Blåtand)の英語読みが「Bluetooth」になります。彼の歯には死歯があり、その死歯の色が濃い青だったためブロタン(Bluetooth)というニックネームが付けられたようですね。

bluetoothの命名には、ブロタンがデンマークとノルウェーを無血統一したように「bluetooth技術でコンピューターの世界と通信の世界を統合できるように」という願が込められています。

ちなみに、bluetoothのロゴはハロルド・ブロタン(Harald Blåtand)の頭文字HとBのルーン文字(Hはᚼ、Bはᛒと書く)を重ね合わせて図案化したものになっています。

Bluetooth(ブルートゥース)とWi-Fi・遠赤外線の違いを解説!

bluetooth
(ブルートゥース)
Wi-Fi
(ワイファイ)
遠赤外線
(IrDA)
通信距離1~10m
(最大100m)
50~100m0.3~1m
指向性なし弱指向性あり強指向性あり
最大通信速度24Mbps9.6Gbps16Mbps
消費電力2.0mW前後3W前後不明
周波数帯域2.4GHz帯2.4GHz帯
5.0GHz帯
60GHz帯

光なので周波数で評価しない※1
※1:赤外線は光なので、一般的に周波数でなく波長で評価します。光は広義には電磁波ですが、周波数で評価するのは不自然です。波長で評価した場合、赤外線は800~900nm帯となります。

上記表に、BluetoothとWI-Fi・赤外線(IrDA)の主な違いを違いをまとめてみました。

Bluetoothは、自宅内程度の距離での近距離通信に特化した規格で指向性がなく、広範囲に速いレスポンスで低容量の通信をすることに特化した規格です。

ワイヤレスイヤホンやマウス・キーボードにも採用されている通信方式なので消費電力は少ないです。

一方で、Wi-Fiは高速大容量通信をするための規格なので消費電力が大きいです。その分、最大通信速度も速く通信距離も長いです。

最後に、赤外線通信ですがリモコンのスイッチなど極端距離で小容量の通信を行うための規格です。そのため通信距離が短く速度も遅いです。また、光での通信なので強い指向性があります。

Bluetooth(ブルートゥース)を使って具体的ににどんなことができるの?

Bluetoothとは何なのか?について基本的なことを解説できたところで、Bluetoothで実際にできることについても解説していきます。

Bluetoothでは上記5つのことができます。もちろん、他にもできることはたくさんありますが、代表的な例を上げました。

それぞれについて簡単に解説していくので、Bluetoothでできることについて気になっているようでしたらチェックしてみてください!

①:パソコンとマウスを無線で接続

bluetoothでスマホとマウスを接続している画像Bluetoothを使うと、パソコンとマウスを無線で接続することができます。

以前までは、無線マウスは2.4GHzワイヤレス接続が一般的でマウスの他にUSBのレシーバーが必要でした。

ですが、最近はBluetoothが普及して一般的になったのでBluetooth接続の無線マウスがほとんどです。

USBレシーバーなしでどんなパソコンとも接続できるのは便利ですよね!

②:スマホとイヤホンを無線で接続

イヤホンとスマホをbluetoothで接続する写真
Bluetoothは、スマホとイヤホンを無線で接続するのにも活用されています。

数年前から、Apple社のAirpodsを始めとした完全ワイヤレスのイヤホンがトレンドですよね。

完全ワイヤレスのイヤホンはBluetoothの技術があるから成り立っている製品です。

スマホとの接続はもちろん、左右のイヤホンの音のバランスをとるための通信などもBluetoothで行っているんですよ!

③:カーナビとスマホを無線で接続


Bluetoothは、カーナビとスマホを無線で接続することもできますね!

カーナビとスマホを接続すると、音楽を流せるのはもちろんのこと電話をハンズフリーで取れたりスマホを家に忘れているのを知らせてくれたり便利ですよね。

これらは全てBluetoothの通信を使って実現されています。Bluetoothは通信速度は遅いのですが、電話の音声データや電話帳のデータ程度なら楽にやりとりができるんですよ!

④:スマホからパソコンに写真を送信

Bluetoothでパソコンから写真を送信する画像
iPhoneを使っている人は「Airdrop」を使ったことがあるのではないでしょうか?写真や動画を簡単に送れて便利ですよね!

Airdropや、今は廃止されてしまったAndroid beamはBluetoothを使って写真や動画を送信する技術です。

Bluetoothの最大通信速度は24Mbpsなので、1Gbps前後の動画でも数十秒でサクッと遅れてしまうんですよ!

コンビニに来店した人にクーポンを配布


コンビニに入店すると同時にLINEでクーポンを受け取った事がある人は多いと思います。実は、コンビニのLINEクーポンもBluetoothで配信されています。

コンビニで受け取るLINEクーポンは「LINEビーコン」というLINEの機能で受け取っています。

最近のコンビニには、常時クーポンデータを配信しているBluetooth配信機が設置されています。

このBluetoothの信号をスマホが受信するとLINEでクーポンを受信できるようになっているんですよ!

Bluetooth(ブルートゥース)が使われている身近な製品一覧

Bluetoothが使われている製品一覧
  • イヤホン(ヘッドホン)
  • スピーカー
  • キーボード
  • マウス
  • パソコン
  • スマホ
  • カーナビ
  • カメラ
  • テレビ
  • スマートロック
  • ウェアラブルデバイス

Bluetootが使われている身近な製品を一覧形式でまとめてみました!もちろん、上記意外にもBluetooth対応製品はありますが代表的な物をまとめています。

イヤホンやスピーカー・キーボード・マウスなどは、Bluetoothでの接続が一般的になっているので知っている人も多いかと思います。

その他、カメラやテレビ・スマートロック・ウェアラブルデバイスなどにもBluetoothが使われているんですよ!

カメラなら、スマホでシャッターを切る機能や写真をワイヤレスで送信する機能に使われていますね。テレビの場合、ワイヤレスイヤホンやスピーカーを接続するのに使われています。

スマートロックは、Bluetoothでスマホと通信して家主が帰宅すると自動で鍵を開けるデバイスですね。ウェアラブルデバイスについては、Apple WatchなどスマートウォッチにBluetoothが使われています。

このように、Bluetoothは身近な様々な製品に活用されているとても便利な技術なんですよ!

Bluetooth(ブルートゥース)の規格を一覧形式で紹介!最新規格はbluetooth5.1!

分類Bluetooth ClassicBluetooth LE
規格名Bluettooth
BR
Bluettooth
EDR
Bluettooth
HS
Bluettooth
LE
ver1.02.03.04.0・5.0
通信速度1Mbps3Mbps24Mbps125kbps
~
2Mbps
消費電力
(平均消費電流)
2.5mW
(30mA)
2.5mW
(30mA)
2.5mW
(30mA)
1mW
(0.05mA
~
3mA)
周波数帯域2.4GHz2.4GHz2.4GHz2.4GHz

Bluetoothの企画を大まかに分けると「BR」「EDR」「HS」「LE」の4種類に分けられます。

BRは、Bluetoothが開発された当時の規格です。次に開発されたEDRでは、大きなデータを送受信する時のために最大通信速度が3Mbpsに向上しました。

次の企画のHSでは、さらに大きなデータの送受信を行う時のために最大通信速度が24Mbpsまで向上しています。

Bluetoothの最新バージョン5.1を含む「Bluetooth LE」では、最大通信速度は125kbps~2Mbpsまで下がりました。その代わりに、消費電力が少なくなっています。

旧規格とBluetooth LEを比較した場合、消費電力が半分以下に抑えられています。場合によっては1/10程度になることもありますね!

参考記事:無線モジュール.com

表では、Bluetoothのver4.0とver5.0をBluetooth LEとして同列に比較しました。

ですが、厳密に言えばver4.0とver5.0では通信速度が異なります。ver4.0の最大通信速度は1Mbpsです。一方で、ver5.0の通信速度は125kbps~2Mbpsとなります。

また、最新バージョンのbluetooth5.1では「方向検知機能」が追加されています。

bluetooth(ブルートゥース)に関する細かなFAQ

最後に、記事本文中で解説できなかったBluetoothに関する細かい疑問点についてFAQ形式で解説していきますね!

ここまで記事を読んで見て、解決しない疑問があるようでしたら、ぜひ参考にしてくださいね!

Q1.Bluetoothが途切れるときの対処法は?

A2.電子レンジや2.4GHz帯を使ったWi-FiなどBluetoothの電波と干渉する機器が動作していないか確認してみてください。

特に、電子レンジはBluetoothの接続が途切れる原因になりやすいです。

Q2.Bluetoothに接続できないときの対処法は?

A3.スマホやパソコンに原因がある場合が多いです。一度、Bluetooth機能をOFFにして10秒ほど待ってから再度BluetoothをONにしてみてください。

それでもダメな場合は、再起動して再度接続を試みると繋がる場合が多いです。

Q3.Bluetoothデバイスに複数の機器で接続することはできる?

A4.複数機器へのペアリングに対応していれば可能です。

Q4.Bluetoothのバージョンの違いで互換性はある?

A5.ver.10~ver3.0までは後方互換があります。ver4.0(Bluetooth LE)以降は後方互換がないので注意が必要です。

まとめ

この記事で紹介したこと
  • Bluetoothとは短距離無線通信方式の1つ
  • BluetoothとWi-Fiは速度と消費電力が違う
  • Bluetoothと遠赤外線は指向性や通信距離が違う
  • Bluetoothは身近な様々な製品に利用されている
  • Bluetoothの最新規格はBluetooth LEのver5.1

今回の記事では、Bluetoothとは何なのか?や具体的に何に使えるのかなどについて解説してきました。

Bluetoothとは、短距離むせ員通信方式の1つのことです。Wi-Fiや赤外線通信・Felicaでの通信などの仲間ですね。

BluetoothとWi-Fiの違いは、速度と消費電力です。Wi-Fiの方が通信速度が速いのでインターネットでの通信に向いています。

Bluetoothと赤外線の違いは指向性と通信距離です。赤外線は光なので指向性が強く極近距離での通信に向いています。Bluetoothの方が汎用性が高いですね。

また、Bluetoothはイヤホンやキーボードを始めカメラやウェアラブルデバイスなど身近な様々な製品で利用されている技術です。

身の回りの製品を見てみるとBluetoothのロゴがついている事が多いので、ぜひ一度チェックしてみてください!

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