「auを長年使ってきたけど、家計のことを考えると料金が安い格安スマホに乗り換えた方が良いのかなと感じている」という人も多いはず。
auを含め、大手キャリアの月額料金の平均相場は8,000円~9,000円と言われていますが、格安スマホ(SIM)に乗り換えることで月々の使用料金を半額以下に抑えることも出来るので、年間単位で見たり家族単位で見ると節約効果は歴然です。
「でも格安スマホ(SIM)に乗り換える手続きとかって面倒だし、何より難しそう…」
安心して下さい!auから格安スマホ(SIM)に乗り換える手順は、思っているよりも簡単なんです。
ただ、乗り換え前にはいくつかの注意点を知っておく必要も。
そこで今回は、auから格安スマホ(SIM)への乗り換えを検討しているあなたの為に、
- auから格安スマホ(SIM)への乗り換え時の注意点
- 格安スマホ(SIM)への乗り換え前に準備しておくもの
- 格安スマホ(SIM)への乗り換え手順とau解約の手続きの方法
について詳しく解説していきます。
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auから格安スマホ(SIM)に乗り換える前に知っておきたい7つの注意点!
- 基本的に無料通話分は無くなる
- データ通信の速度が遅くなる
- キャリアメールは使えない
- au独自サービスが使えない
- MNP手数料や解約金の費用
- 分割支払い中のスマホ代金
- 支払い方法の制約について
まず始めに、auから格安スマホ(SIM)に乗り換えるなら、いくつかある注意点について事前に知っておくようにしましょう。
というのも、auでも格安スマホ(SIM)となるMVNOでも同じようにスマートフォンを利用するには違いありませんが、今までauでは当たり前のように出来ていたことが、格安スマホ(SIM)になるとできなくなることが多々あります。
上記ですでにまとめていますが、ここではより詳しく1つずつ確認していきましょう。
①基本料金の内訳に無料通話分は含まれない
auを含めた大手3キャリアでは、基本使用料金に『1回5分以内かけ放題』『24時間かけ放題』など、無料通話分が含まれているプランが用意されていて、一般的にこの料金プランを選ばれていると思います。
ですが、多くのMVNOでは基本使用料金に無料通話分は含まれておらず、通話を利用すればするほど料金が加算される『従量課金』となっていますので注意して下さい。
ただ現在では、別途オプションとなる『かけ放題プラン』は用意されていますので、ご自身の通話時間と相談しながらオプションを付けるかどうか検討しましょう。
2019年6月以降はauの料金体制が刷新され、格安スマホ(SIM)の料金プランのように『基本使用料金+通話料金』となりました。通話料は『通話定額オプション』という形で別途500円~となるかけ放題プランが用意されるようになっています。
②データ通信速度がauよりも遅くなる傾向がある
auから格安スマホ(SIM)に乗り換えると、顕著に影響を感じやすいのがインターネット利用時の『データ通信速度の低下』です。
その理由は、格安スマホ(SIM)業者はauを含めた大手キャリアから回線を借りているから。
MVNOキャリアによって各大手キャリアから借りている回線の量が異なるので、通信速度の速い遅いにバラつきが出ますが、MVNOが借りている量は全体の一部となるため、一般的に回線速度が出にくい傾向にあります。
これが「MVNOは通信速度が遅い」と言われているゆえんとなっているんですね。
③auキャリアメールは使えなくなる
auを利用していると、『キャリアメール』と呼ばれる末尾が@au.comや@ezweb.ne.jpになるメールアドレスが付与されます。
現在auを使っている人は、このau独自のメールアドレスを使って、メルマガ登録や各種会員登録を行っている人も多いと思いますが、格安スマホ(SIM)に乗り換えると当然ながらこのキャリアメールは使用不可になります。
乗り換え先のMVNOキャリアで用意されているメールアドレスを取得するか、または今後のことも視野に入れてフリーメールアドレスの『Gmail』を取得し、それをメインに据え置く方法もおすすめです。
他にも、フリーメールには『Yahoo!メール』などがあります。
④au独自サービスが使えなくなる
auを利用していると、メール以外にも様々な独自のサービスが提供されています。
例えば、『au walletポイント』があります。
auから他社に乗り換えることで、ポイントは失効してしまいますし、これらのサービスが使えなくなります。
格安スマホ(SIM)に乗り換えるのであれば、今まで貯めたポイントは乗り換え前にau利用料金に充てたり、auPayにチャージして普段のお買い物で使用したり、ショッピングモールWowma!などで使い切ってしまいましょう。
Amazonユーザーであれば、Amazonギフト券を購入するのもおすすめですね。
⑤MNP手数料、タイミングによっては解約金などの費用もかかる
格安スマホ(SIM)に乗り換えると言っても、出来ることなら今使っている電話番号はそのまま継続して利用したいですよね。
そんな時は、スマホの電話番号をそのままで他社に乗り換える制度の『MNP(携帯電話番号ポータビリティ)』を利用することになるのですが、このMNPをする為には転出元であるauにMNP転出手数料として3,000円を支払う必要があります。
また、「auから格安スマホ(SIM)に乗り換えたい!」と思っても、2年の縛り期間ありでプランを契約していると、契約更新期間となる3ヶ月間に該当しないタイミングであれば、違約金として9,500円の契約解除料がかかります。
乗り換えにあたって、MNP手数料や解約料金などのコストがかかることを覚えておきましょう。
⑥分割払いしているスマホ端末代金(残債)
auから乗り換えようとすると、今分割払いしているスマホの本体代金はどうなるのかって気になりますよね。
スマートフォン端末の価格ってとても高いですが、auでは最大24~36ヶ月もの間「毎月割」で端末代金が割引されているので、月々の支払いも安くすませることが出来ていると思います。
もし現在もスマートフォン端末代金を分割で支払っている最中なのであれば、解約後もそのまま分割代金を継続して支払い続ける、または一括にて支払うなどで完済しなければいけません。
ここで注意したいのですが、解約後のスマートフォン端末の残債に対しては「毎月割」は適用されません。割引前の代金を支払う必要がありますので、残債がいくらになるのか事前に確認しておくことをおすすめします。
⑦格安スマホ(SIM)によって支払い方法に制約がある
auでは利用料金の支払い方法として主に、
- クレジットカード払い
- 口座振替
- 振込用紙での現金支払い
がありますよね。
ところが格安スマホ(SIM)の支払い方法には制約があり、クレジットカードなしで口座振替可能な格安スマホや、デビットカード払い可能な格安スマホがあるものの、基本的には『クレジットカード支払い』のみとなっています。
今まで口座振替や振込用紙で支払っていたという人は、ご自身の名義となるクレジットカードを用意する必要があります。
auから格安スマホ(SIM)への乗り換え手順を5ステップで徹底解説!
- どのMVNOに乗り換えるか決める
- 事前に乗り換えに必要なものを準備する
- MNP予約番号を取得する
- MVNOでMNP転入手続き・申し込みをする
- 届いた格安SIMで利用開始(開通)手続きを行う
「auから格安スマホ(SIM)に乗り換える前に注意しなければいけないことは分かったけど、どうやって乗り換えたらいいの?」という人のために、ここでは乗り換え方法についてお伝えしていきたいと思います。
乗り換える手順はたったの5ステップで完了するので、特に難しいこともなく意外と簡単なんです!
それでは、実際に『auから格安SIMへMNP(乗り換え)する方法』について説明します。
ステップ①乗り換え先となるMVNOを決める
まず最初に、auからの乗り換え先となる『格安スマホ(SIM)会社を決めます』。
選択肢となるMVNOはたくさんありますが、あなたのスマホ利用状況や目的別に合わせて探してみると、選択肢を絞ることができます。
ただ、「候補となるMVNOが多すぎてどれを選べばいいか分からない!」という人も多いと思いますので、こちらの格安スマホのおすすめランキングの記事を参考にあなたに合った格安スマホ(SIM)を探してみましょう。
ステップ②乗り換え時に必要なものを事前に「準備」しておく
次に、格安スマホ(SIM)への乗り換えに際して『必要なものを事前に準備』しておきます。
準備しておきたいものとしては、『スマートフォン』と『クレジットカード』と『本人確認書類』の3つがあります。
スマートフォン端末
格安スマホ(SIM)に乗り換え後に使用するスマートフォン端末を用意しましょう。
- 現在auで使っているスマートフォンをそのまま継続して使い続ける
- 乗り換え先のMVNOで新しくスマートフォン端末を購入する
- 通販などでSIMフリーのスマートフォン端末を購入する
などいくつかの方法があります。
大手キャリアで販売されているスマートフォンは、そのキャリアの回線で使用できるようにSIMロックがかけられているので、auで購入したスマホであればau回線のMVNOでしか使えません。
その為、もし今のスマホを使い続けるのであればau回線を使ったMVNOなら可能ですが、docomo回線やSoftBank回線を利用したMVNOに乗り換える場合にはSIMロックの解除が必須となりますので注意しましょう。
※au系MVNOに乗り換える場合でも、2017年7月31日までに発売されたauのVoLTE対応端末はSIMロック解除が必要です。
自分名義のクレジットカード
先ほどの「格安スマホ(SIM)に乗り換える前に知っておきたい注意点」でもお伝えしましたが、基本的に格安スマホ(SIM)の支払い方法は契約者本人の名義のクレジットカード決済となります。
そのため、現時点でクレジットカードを持っていない場合は、クレジットカードを作って用意して下さい。
銀行系のクレジットカードは、発行までに最短でも2週間ほど要しますので、なるべく早めに申し込みを行いましょう。
本人確認書類
MVNOの申し込み時には、本人確認のための『本人確認書類』が必要です。
主に『運転免許証』や『パスポート』などから1点、もしくは『健康保険証+住民票や公共料金領収書』などの2点が一般的ですが、乗り換え先の格安スマホ(SIM)で必要となる書類については、各ホームページを確認してみましょう。
ステップ③MNP予約番号を取得する
続いて、『MNP予約番号の取得』をします。
※新規での契約であればこのステップの手順は必要ありませんので飛ばしましょう。ステップ④へ→
今auで契約している電話番号をそのまま格安スマホ(SIM)でも使い続けたい場合は、『MNP予約番号』を転出元となるauにて取得しておきましょう。
このMNP予約番号をもらうことで、乗り換え先のMVNOでも現在の電話番号で契約することが可能になりますが、予約番号の有効期限は取得から15日以内と結構短めなので、MVNO申し込みの直前に取得することをおすすめします。
auでは、下記4つのMNP予約番号発行方法がありますので、お好きな方法で取得して下さい。
■電話でのMNPの予約
⇒ 0077-75470 (無料)
■EZwebからMNPの予約をする
⇒ EZボタン > トップメニューまたはauポータル トップ > My au > 申し込む / 変更する > au 携帯電話番号ポータビリティー(MNP)
■My au(WEB)からMNPの予約をする
⇒ My au TOP > 画面上部「スマートフォン・携帯電話」 > ご契約内容 / 手続き > お問い合わせ / お手続き > MNPご予約
■店頭(auショップ)でMNPの予約をする
⇒ auショップ / トヨタ au取扱店 (一部除く)
どの方法にも予約番号の発行が可能となる受付時間があり、電話やWEBからの発行手続きの場合は「9:00~20:00」、店頭の場合はお店の営業時間内となりますので注意が必要です。
ちなみに、電話の場合は口頭で番号を伝えられるのでメモの用意をしておきましょう。
ステップ④乗り換えたいMVNOでMNP転入手続き・申し込みをする
ここまで準備が整えば、次は『MVNOで申し込み手続き』をします。
乗り換えるMVNOのサイトにアクセスし、契約したい料金プランを選んで(端末セット購入する場合は端末を選んで)申し込みを完了させます。
MNPをする場合は、この時にMNP予約番号を入力して下さい。
一部のMVNOキャリアでは、店舗を設けていることもありますので、インターネットからの申し込みが不安な場合は、直接店頭で申し込みしても良いでしょう。
ステップ⑤届いた格安SIMで利用開始(開通)手続きを行う
申し込みが完了したら最後のステップ、配送で届いた、もしくは店頭で受け取った『SIMカードの開通手続き』を行います。
利用を開始するために開通手続きを行いますが、特に難しいことはなくauのSIMを挿した状態で『開通専用の電話番号』に電話をし、ガイダンスに沿って手続きを進めていくと数分で完了します。
完了次第、継続して使用する手持ちのスマートフォンや、新しいスマートフォンの電源が切れた状態で、新しい格安SIMカードを挿し込みます。
また、初期設定となるAPN設定を同封されているマニュアル通りにすすめていけば、通話やインターネットが使えるようになります。
auから格安スマホ(SIM)へ乗り換えた際のメリット・デメリットをチェック!
auから格安スマホ(SIM)への乗り換え手順をお伝えしましたが、まだ格安スマホ(SIM)にしようかどうか悩みますよね。
「長い期間auだったから何だかもったいない気がする…」
「三太郎の日の特典、意外と便利だったんだけどな…」
「格安スマホについてまだよく分からない…」
確かに格安スマホ(SIM)に乗り換えるのって料金は安くなりますが、それ以上にデメリットがないのか不安になりますよね。
結論から言うと、auに比べると格安スマホ(SIM)はデメリットが多いです。
そのデメリットがあなたの許容範囲内なのかどうかによって、大幅に料金が安くなるMVNOに乗り換えるべきかどうか判断しても遅くはありませんよ。
早速ですが、格安スマホ(SIM)のメリット・デメリットを下記にまとめました。
まずはデメリットから。
格安スマホ(SIM)の主なデメリット5つ
- 通話料金が高くつきやすい
- データ通信速度が遅くなりやすい
- キャリアメールが使えない
- 高性能のスマートフォン端末が安い価格で手に入らない
- サポートがあまり手厚くない
格安スマホ(SIM)のデメリットは、主に上記の5つが挙げられます。
①通話料金が高くつきやすい
格安スマホ(SIM)は、基本的に月額料金に無料分の通話料金が含まれていません。
さらに、格安スマホ(SIM)の通話はかけ放題と言ってもIP電話やプレフィレックス方式での通話となるため、音質の低下や通話先に制限があるなど不便な点も多いです。
通話料金に関しては、auを含む大手キャリアと同じ30秒あたり20円の設定が多いですが、通話をすればした分が請求される従量課金になりますので、通話をするのであればオプションのかけ放題を付けることをおすすめします。
②データ通信速度が遅くなりやすい
冒頭の注意点でもお伝えしましたが、格安スマホ(SIM)はデータ通信速度がauで利用している時よりも遅くなります。
特に、お昼の時間帯は通信速度の低下が顕著です。
インターネットを少しでも快適に利用したいのであれば、なるべく通信速度が速いMVNOを選ぶようにしましょう。
③キャリアメールが使えない
格安スマホ(SIM)ではキャリアメールは利用出来ませんが、キャリアメールが重宝される理由としては、その信用性の高さによってキャリアメールで利用できるサービスがあるからです。
例えば、銀行口座開設やネット銀行の取引、保険の登録など。
MVNOでも独自のメールアドレスを所有することができるキャリアが一部ありますが、これらはフリーメールアドレスと同様にWebメール扱いとなるため、携帯電話のアドレスとしての特性は持ち合わせられませんので注意しましょう。
GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスで十分な場合は、特に気にならないデメリットとも言えますね。
④高性能のスマートフォン端末が安い価格で手に入らない
auでは、1台につき5万円~10万円以上する高性能なスマートフォンを、毎月のサポート割引「毎月割」によって安い価格で購入することが出来ましたが、格安スマホ(SIM)では基本的に『定価』での購入となります。
その為、スマートフォンを取り扱っているMVNOでは、低価格に抑えられたそこそこの性能の安価なスマートフォンしか販売されていないことが多いです。
⑤サポートがあまり手厚くない
MVNOが提供するサポートは、会社によってバラつきはあるものの、auなど大手キャリアと比較するとあまり手厚くないと言えます。
格安料金でスマホサービスを提供していることもあり、ほとんどのMVNOは実店舗を構えていません。
そのため、何か分からないことがあっても店員スタッフに直接聞くことが出来ず、公式ホームページからの問い合わせやチャット機能でのやりとりで問題を解決していかなければならないので、自己解決できる程度のスマートフォンの知識を身に付けることが必須となりそうです。
格安スマホ(SIM)の主なメリット3つ!
- 月々のスマホ代が安くできるため家計に優しい
- 契約期間の縛りが短いorない
- 取扱いの格安スマホの価格帯が安い
格安スマホ(SIM)のメリットは、主に上記の3つが挙げられます。
①月々のスマホ代が安くできるため家計に優しい
やはり、格安スマホ(SIM)の最大のメリットは『スマホ代を安くできる』ことです!
大手キャリアでは月額料金の相場が8,000円~9,000円と言われる中、格安スマホ(SIM)なら2,000円台に抑えられるケースがほとんどです。
例えば、4人家族(夫52歳・妻50歳・娘19歳・息子17歳)でスマホを各1台ずつ持たせている場合、auでは月々20,000円ほどの支払いになりますが、格安スマホ(SIM)なら月々およそ8,000円~10,000円ほどの料金で収まります。
1年間なら12万円~14万4千円ほど家計の負担を軽減してくれる計算となるため、大きく節約できる点が魅力ですね。
②契約期間の縛りが短いorない
大手キャリアでは2年縛りで契約自動更新のため、2年に1度しかノーリスクで解約できるチャンスは訪れません。
一方で格安スマホ(SIM)では、通話SIMでも数ヶ月から1年、データSIMでは契約期間の縛りがない場合がほとんど。
使用してみて「ちょっと使いづらいから違うMVNOにしたい」と思ったら、比較的容易に他社への乗り換えが可能なので、契約へのハードルが低めになっています。
③取扱いの格安スマホの価格帯が安い
格安スマホ(SIM)会社には、スマートフォンやタブレット・Wi-Fiルーターなどの端末を取り扱っているMVNOがあり、auやdocomo・SoftBankなどの大手キャリアで取り扱いのものよりも安い価格帯の端末が揃えられています。
最近では、スマホセット購入が可能なMVNOの多くで前代のiPhone6やiPhone7、iPhoneSEなどが販売されるようになっていて、最新版ではないため手を出しやすい価格で購入できるのも特徴です。
ですが格安価格の端末のため、性能に関しては大手キャリアで取り扱いの端末に比べると劣ります。
「スマホの機能は二の次」という人に魅力的なメリットと言えるでしょう。
上記をふまえてauから格安スマホ(SIM)へ乗り換えるのをおすすめする人・しない人!
やはり、スマホの使い方は人それぞれ異なりますので、全ての人にとって格安スマホ(SIM)がおすすめとなるわけではありません。
そこで、格安スマホ(SIM)の3つのメリットと5つのデメリットを踏まえた上で、MVNOへの乗り換えがおすすめな人とおすすめではない人がひと目で分かるように、ここで改めてまとめてみたいと思います。
下記リストのうち、あなたはどちらに多く該当するのか今すぐチェックしてみましょう!
格安スマホをおすすめできない人
- 電話番号での通話を多く利用する
- インターネットの利用はストレスのない通信速度で行いたい
- キャリアのメールを使いたい
- 手厚いサポートを受けたい
- 最新のスマートフォンを安く購入したい
上記5つに当てはまる人については、格安スマホ(SIM)をあまりおすすめできません。
格安スマホ(SIM)にもかけ放題プランが用意されているものの、IP電話やプレフィックス通話となることが多く、『固定電話へは非通知』・『緊急電話(110番/119番)やフリーダイヤルは使用不可』など通話に関してのデメリットは多いですし、インターネットの利用についても特にお昼時間の通信速度の低下はストレスに感じる人が多いです。
au・docomo・SoftBankと同じような使用環境を求めている人にとっては、いくら月々のスマホ代が安くなると言っても多大なストレスを感じるリスクの方が大きいことが予想されますし、現段階では格安スマホ(SIM)がおすすめとは言えそうにありません。
格安スマホがおすすめな人
- とにかく料金を安くして節約したい人
- お昼の時間帯の通信速度の低下を我慢できる人
- スマ―トフォンの性能にはあまりこだわらない人
上記3つに当てはまる人については、auから格安スマホ(SIM)への乗り換えがおすすめです!
まずは格安スマホ(SIM)が抱えるデメリットなど、多少不便であっても『料金の安さ』を優先できるのであれば、格安スマホ(SIM)はとっても最適なサービスです。
スマートフォンをセット購入する場合は、高性能のAndroidや最新型のiPhoneなどを安く手に入れることは出来ませんが、スマホの性能にあまりこだわりがない人にとっては特にデメリットと感じることが少ないかもしれません。
また、格安スマホ(SIM)の最大のネックとなるデータ通信速度の遅さに関しては、
- 午前7~9時の通勤・通学の時間帯
- 午前12時~午後2時のお昼休みの時間帯
- 午後5~7時の帰宅する時間帯
- 午後9時~11時の自宅で利用する時間帯
上記時間帯で影響がでやすいですが、その中でも最も速度低下が著しいのが『午前12時~午後2時』のお昼の時間帯です。
ただ、会社勤務の方はオフィスでWi-Fiが繋がっていることも多いですし、コンビニやランチのお店でもWi-Fiサービスがある店舗が増えてきていますので、それで十分という人にとってはあまりデメリットと感じずにすむでしょう。
また、中にはデータ通信速度が比較的速い格安スマホ(SIM)も存在しますので、そういったMVNOを選ぶことでストレスを緩和することも可能ですよ。
auから格安スマホ(SIM)へ乗り換える際によくあるQ&A5つ!
最後に、auから格安スマホ(SIM)への乗り換えを検討している人が感じている疑問点をまとめ、それぞれの質問に対して回答していきたいと思います。
【Q1】auから格安SIMに乗り換える時にかかる費用はいくら?機種代の残債はどうなる?
乗り換え時にかかる主な費用は下記のとおりです。
<au側>
- MNP転出手数料【3,000円】
- 契約解除料【9,500円】
- SIMロック解除手数料【3,000円】
<格安SIM側>
- 事務契約手数料【3,000円~3,400円】
これら全てかかったとすると、トータルで18,000円以上かかります。
ただ、MNO転出手数料や契約解除料は必要でなければかかりませんし、SIMロック解除は自分でMy auから手続きするとタダになりますので、実質は乗り換え先のMVNOの契約事務手数料くらいになります。
また、タイミングによっては格安スマホ(SIM)のキャンペーンで初期費用が無料になることもあるので、各MVNOで実施されているキャンペーン内容を比較するのもおすすめです。
スマートフォンなどの機種代を分割払いで支払っている場合、まだ未払い分が残っているとその残債は一括・または継続して分割にて支払うことになります。
【Q2】auで購入したスマホをそのまま使いたいのでau回線のMVNOを教えて下さい!
au系MVNOと言われるau回線を利用した格安スマホ(SIM)会社は下記のとおりです。
- UQモバイル
- mineo (auプラン/Aプラン)
- IIJmio(タイプA)
- 楽天モバイル(au回線)
- BIGLOBEモバイル(タイプA)
- J:COM MOBILE(Aプラン スマホセット)
- LINEモバイル
- イオンモバイル (タイプ1/au回線)
- QTmobile(Aタイプ)
- Fiimo(Aプラン)
- Tikimo SIM(タイプA)
【Q3】auを解約するタイミングはいつ?
MNPの場合、格安スマホ(SIM)との契約にて開通手続きをしたタイミングで、auとの契約は自動的に解約されますので、別途解約手続きは必要ありません。
新しい電話番号で格安スマホ(SIM)を申し込む場合は、スマホが使えなくなる期間を作りたくなければ格安SIMカードが手持ちに届いたタイミング、特にこだわりがなければauの締日である月末のタイミングに合わせて解約するのが良いでしょう。
【Q4】格安スマホ(SIM)への乗り換えを期に新しくiPhoneを購入したい!セット購入できるMVNOはどこ?
スマホセット購入が可能なMVNOのうち、現在iPhoneの取り扱いがある格安スマホ(SIM)会社は下記のとおりです。
他にも楽天モバイルやmineoなどでもiPhoneが販売されていましたが販売終了となっており、MVNOで販売されているiPhoneは最新モデルではないので在庫に限りがあります。
在庫がなくなり次第で販売終了となることも多いため、申し込みタイミングには注意しましょう。
【Q5】auから格安スマホ(SIM)に乗り換える時はデータ移行は必要?LINEのアカウントはどうなるの?
スマホの契約会社が変わるとデータが消えてしまうと不安に感じている人もいますが、実際にはスマートフォン端末が変わらないのであれば電話帳や画像・音楽やアプリなどの『データ移行』は特に必要ありません。
もちろん、格安スマホ(SIM)の契約と同時に新しいスマホを購入した場合には、データ移行は必要になりますので、データのバックアップはしておきましょう。
ただ、LINEアカウントに関してはさらに注意が必要になります。
MNPによって格安スマホ(SIM)に乗り換えた場合、スマホが変わらないのであればそのまま何もせずLINEを利用することができるものの、年齢認証が必要となるID検索はできなくなります(LINEモバイル・Y!moboleは可)。
また、LINEアカウントとauのキャリアメールを紐づけている場合は、事前にフリーメールアドレスに変更しておかないと、パスワードを忘れてしまった場合に知る手段がなくなってしまいます。
まとめ
- 格安スマホへの乗り換え前に7つの注意点について知っておこう!
- auから格安スマホへの乗り換えはたった5ステップでとっても簡単!
- 多少の不便を我慢できる人なら料金が安い格安スマホはおすすめ!
今現在auで支払っている月額料金を少しでも抑えたいのであれば、格安スマホ(SIM)はとってもおすすめな選択肢となります。
ただ、今回の記事でもご紹介したように、格安スマホ(SIM)にはそれなりのデメリットもありますので、その点をしっかりと納得の上で乗り換えないと後々後悔してしまうことになりかねません。
MVNOに乗り換えるメリットやデメリットを見比べてみて、格安スマホ(SIM)の料金の安さに大きなメリットを感じたのであれば、さっそく乗り換え手順を参考に手続きを進めていきましょう!