「光回線で使うONUやモデムって何?」「ONU・モデム・ルーターの違いは?」などなど、光通信のために使う機器に関して調べている人は多いようですね。
私も実際に光回線を契約していますが、回線を繋ぐための機器がいくつもあって通信が切れたときどれが原因なのかわからない。なんてことがよくあります。
そこでこの記事では、「ONU・モデム・ルーターの役割」「ONU・モデム・ルーターの違い」などについてまとめます。
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光回線で使う各種通信機器の機能を解説!
早速、ONUなどの通信機器の役割を解説していきます!
1.ONU(光回線終端装置)の役割とは?
ONUとは、光回線を通して送られてくる光信号を、パソコンが理解できる電気信号に変換するための装置です。
光回線終端装置を英訳した「Optical Network Unit」の頭文字をとってONUと呼ばれています。
光回線では、光信号に情報を乗せてインターネット通信を実現しています。一方で、インターネット通信を送受信するパソコンやスマホは電気信号で情報を理解していることは知っている人が多いですよね?
そのため、光回線を使ったインターネット通信では「光信号⇒電気信号」・「電気信号⇒光信号」を相互に変換することができる変換器が必要になります。それが、ONUの役割なんです。
厳密さを捨てて、凄く簡単に言い換えるのであれば、光回線とパソコン・スマホでは喋る言葉が違います。なので、意思疎通を図るために「ONU」と呼ばれる通訳機が必要になるんです!
2.モデムの役割とは?
モデムとは、ADSL回線で送られてくるアナログ信号をパソコンが理解出来るデジタル信号に変換するための装置です。
ADSL回線は、電話回線に高周波のアナログ信号を乗せて情報を送受信することでインターネット通信を実現しています。一方で、パソコンやスマホはデジタル信号で情報を理解していることは知っている人が多いですよね?
そのため、ADSLでのインターネット通信では「アナログ信号⇒デジタル信号」「デジタル信号⇒アナログ信号」を相互に変換することができる変換器が必要になります。それが、モデムの役割なんです。
少しだけ、前のパートで紹介したONUと似ていますよね。実は、モデムの役割は光回線で言うONUの役割とほぼ同じです!
光回線ならONUが、ADSL回線ならモデムが必要になります。
3.ルータの役割とは?
ルーターは、ONUやモデムを介して送られてきたデータをルーターに繋がっている適切な機器に割り振る役割のある装置です。
ONUやモデムがあれば、送られてきたデータをパソコンが理解出来るデータに変換できるので最低限のインターネット通信は可能になります。
ですが、ONUやモデムに直接パソコンを繋いだ場合1対1の通信しか行えず、その他のパソコンやスマートホンはインターネットに接続できなくなってしまいます…汗
そこで重要な役割を果たすのがルーターです。インターネットに接続するとき、多くの人は無線LANルーターを設置して複数の機器を接続していますよね?
ルーターには、ONUやモデムから送られてきた情報が接続されているどの機器宛の情報なのか判断して、送られてきたデータを適切な機器に渡す役割があります。
なので、複数の機器をインターネットに繋ぐ予定であればONUやモデムとパソコン・スマホなどの間にルーターを接続する必要があります。
ONU・モデム・ルータの違いを表で簡単に比較
ONU | モデム | ルーター | |
---|---|---|---|
役割 | 光信号/電気信号変換 | アナログ/デジタル変換 | 届いたデータを適切な機器に転送 |
接続箇所 | 光コンセントとルーターの間 | 電話回線とルーターの間 | ONU or モデムとパソコンの間 |
準備する人 | プロバイダ | プロバイダ | 自分自身 |
ONU・モデム・ルーターの役割・接続箇所・準備する人を比較してみました。
ONUとモデムはインターネット回線が届いた情報をパソコンやスマホが理解出来る信号に変換するための機器です。ONUは「光信号/電気信号」モデムは「アナログ信号/デジタル信号」に変換する役割があります。
一方で、ルーターの役割は届いた情報を適切な機器に転送する役割があります。基本的にルーターはONUやモデムと接続して使う機器になります。
接続する場所は、ONUとモデムはインターネット回線とルーターの間に接続します。モデムは、ONUかモデムとパソコン・スマホなどの間に接続されることになります。
ONUやモデムはインターネット通信に必要不可欠な機器なのでプロバイダがレンタル品として準備してくれますが、ルーターは自分自身で用意する必要があるといった違いがあります。
まとめ
- ONUの役割は光信号/電気信号の変換
- モデムの役割はアナログ信号/電気信号の変換
- ONUとモデムの役割はほとんど同じで「ONU:光回線」「モデム:ADSL回線」で仕様される機器
- ルーターの役割は届いたデータを適切な機器に転送すること
- ルーターはONUかモデムとセットで使う機器
今回は、ONU・モデム・ルーターの役割とそれぞれの違いについてまとめてみました。
ONUとモデムは似た役割をもつ機器で、ONUは「光信号/電気信号」を、モデムは「アナログ信号/電気信号」を変換する役割があります。
基本的にONUは光回線で、モデムはADSL回線で使われる機器です。
また、ルーターは届いたデータを適切な機器に転送する役割があります。そのため、ONUやモデムと必ずセットで使うことになります。
光回線によっては、ONU+ルーターの機能が一体化された「ホームゲートウェイ」を使う事もあります。人気のニューロ光もホームゲートウェイでの提供ですね!
それぞれの機器の違いについて理解できたと思うので、回線が繋がらない時にどこを点検するべきか?判断するための参考にしてくださいね。