「なるほどwifi」編集部のダイゴです。
格安SIMの200kbps回線やスマホの速度制限時の通信速度で何ができるのかって気になりますよね。
正直、○○bpsと数値で言われても私たち素人にはどの程度の速度なのかイメージするのは難しいと思います。
そこで、今回の記事では「200kbpsとはどのくらいなのか」や「200kbpsでできること・できないこと」についてまとめていきます。
200kbpsがどの程度の速度なのか気になっているようでしたら、ぜひ参考にしてください。それでは、早速解説していきますね。
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200kbpsの通信速度はどのくらいなのか?具体的に解説!
用語 | 種類 | 意味 |
---|---|---|
200 | 数値 | 速度が200でている |
k | 接頭辞 | 数値を1,000倍する |
bps | 単位 | bit par second(ビット/秒) 1秒間に送受信できるビット数のこと |
200kbpsとは、200×1000bit(ビット)のデータを1秒間で送受信できる通信速度の事を表します。
例えば、iPhoneで撮影した写真は1~3MBくらいです。1MBは1×1000000×8bit(ビット)なのでだいたい8000000bit(ビット)〜24000000bit(ビット)の容量になりますね。
なので、200kbpsの回線でiPhoneで撮影した写真を誰かに送るには40~120秒かかる事になります。
また、YouTubeの最低画質(144p)はだいたい120kbps程度の速度があればスムーズに視聴できます。低画質(240p)だとだいたい250kbps程度速度が必要なので、スムーズにみることができません。
こうして見てみると、200kbpsはネット上で本当に最低限の事がギリギリできる通信速度ということになります。
そのため、スマホでLINEしかしないなど最低限の事にしか使わないのであれば200kbps回線の格安SIMを契約しても大丈夫そうです。
200kbpsでできる10のこと
それでは、200kbpsでできる事について紹介していきますね。今回は、スマホでするであろう代表的なことを10個まとめてみました。
それぞれについて、どの程度の快適さでできるのかを踏まえながら解説していきます。ぜひ参考にしてください。
①:ナビアプリ(Google マップなど)
200kbpsでできることの1つ目は、スマホのナビアプリです。代表的なアプリとして「googlemap」がありますね!
結論から言うと、200kbps程度速度が出ていればスマホのナビアプリは問題無く利用できます。もちろん、音声ナビも動かすことができます。
ただし、航空写真モードでナビをすると読み込みが遅くなります。そのため、200kbpsでナビを動かすときは「デフォルト」モードで利用するのがおすすめです。
また、「オフラインマップ」から事前にデータをダウンロードしておけば200kbpsでも快適にナビが動作します。なので、自宅で事前にマップデータをダウンロードするのもおすすめです。
②:テザリング
200kbpsでできることの2つ目は「テザリング」です。ちなみに、テザリングの機能自体は使うことができますが通信速度は下り200kbpsしか出ないので注意が必要です。
テキスト200kbpsでパソコン版のWeb検索を使うと、読み込みが遅くて実用性に欠けます。
そのため、テザリング中のパソコンでは「メール」「LINE」「YouTubeの144p動画視聴」程度しかできません。
そのため、実用的か?と言われると微妙な点は理解しておきましょう!
③:ゲーム(ポケモンgoなど)
200kbpsでできることの3つ目は、スマホのゲーム(ポケモンGOなど)です。
実際に速度制限中にポケモンGoをプレイした人の話を聞いても、「通常バトルもレイドバトルも普通にできる」と言っていました。
スマホで遊ぶゲームは、表示されている画像・動画・音楽などのデータを事前にスマホ本体にダウンロードしてプレイしています。
なので、あまり速度が出ない状態でも普通にプレイを進めることができます。
④:LINEメッセージ
200kbpsでできることの4つ目は「LINEのメッセージ」です。LINEメッセージは200kbpsでもサクサクとやりとりすることができますよ!
ただし、動画や画像などのやりとりには時間がかかり実用的ではありません。なので、200kbspでLINEを使うならメッセージだけがおすすめです。
ちなみにスタンプなら問題なく送信できます。なので、LINEメッセージの基本的なことは全て200kbpsで使用可能と言えます。
⑤:LINE通話(IP電話)
200kbpsでできることの5つ目は、LINE通話です。LINE通話は意外と容量を消費しないので、200kbps程度の速度でも快適に通話することができます。
具体的に説明すると、LINEの公式HPによるとLINE通話で消費する容量は1分当たり0.3MBです。これをkBに直すと300kBです。
300kBをbitに直すと、300×8=2400kbitになります。200kbpsは一秒間に200kbitやりとりできる速さなので1分間で12000kbitやりとりすることができます。
LINE通話に必要な容量は一分間で2400kbitなので、速度にはかなりの余裕があることがわかりますね!
⑥:ラジコ(radiko)
200kbpsでできることの6つ目は、日本のラジオをインターネットで聞くことができるアプリの「ラジコ(radiko)」です。
ラジコ(radiko)は音声通信でしかデータを消費しないので、そこまで速度が必要ないアプリになります。
ただし、放送局を切り替える際は画像の読み込みがあるので若干待たされる点に注意が必要です。また、LIVE配信を視聴する際は音声が途切れることが稀にあるようです。
ですが、ラジコ(radiko)の基本的な機能は200kbpsでも十分に利用することができますよ!
⑦:apple music(音楽ストリーミング)
200kbpsでできることの7つ目は、Apple Musicなどの音楽ストリーミングサービスです。もちろんAmazon musicやspotifiyなどのストリーミングサービスも利用できます。
ただし、最初の1曲目を再生するまでに10~20秒程度の待ち時間があります。そこは、我慢するしかありませんね汗
また、通信状況が悪かったり混雑時間帯では曲が途切れることが稀にあります。
200kbpsでは、Apple Musicなどの音楽ストリーミングサービスを完璧に快適にりようできるとは言えませんが、最低限利用することはできます!
⑧:メール
200kbpsでできることの8つ目は、メールです。文章だけのメールであれば200kbpsでも快適に送受信できますよ!
ただし、画像や動画・大きめの文章ファイルなどを添付したメールは200kbpsでは送受信が難しいので注意してください。
できないことはありませんが、だいたいエラーになりますし送受信できても10分~20分時間がかかってしまいます…汗
最近ではメールを送ることも少なくなってきましたが、文章だけの最低限のビジネスメールなどであれば200kbpsでも快適に利用できます。
⑨:Twitter
200kbpsでできることの9つ目は、Twitterです。画像や動画の表示は難しいですが、普通のTweetを見るくらいならストレスなく利用できます!
自分でつぶやきをする場合は、読み込みで多少待たされますが利用できないことはありませんよ!
また、画像広告の表示に時間がかかってしまうので広告をブロックするアプリやブラウザを使えば、さらに快適にTwitterを利用できます!
⑩:Face book
200kbpsでできることの10個目は、Facebookです。画像の読み込みに多少の時間がかかりますが、通常の投稿をするくらいであれば200kbpsでも利用可能です。
ただし、画像や動画の投稿は時間がかかってしまう or エラーがでてしまうので快適に利用できるとは言えません。
あくまでも、文字だけの投稿と閲覧専用と割り切ってしまえば200kbpsでもFacebookを利用することができます。
200kbpsではできない6つのこと
200kbpsでできる10のことについて解説できたところで、200kbpsでできないことについても解説していきます。
200kbpsでできないことの代表的な例として、上記6つのことについて解説していきます。通信速度が200kbpsで必要十分か判断する参考にしていただければ幸いです。
①:Web検索
200kbpsでできないことの1つ目は、Web検索です。「完全にできないのか?」と聞かれると、できないことはないのですが非常に不便なのでおすすめできません。
通信速度が200kbpsしか出ていない場合、googleで検索ボタンを押しても結果が表示されるまで10秒~20秒かかります。
それに、最近のWebサイトは画像や動画を豊富に使った重いサイトが多いため、検索結果に表示されたサイトを表示するのにも時間がかかります。
そのため、検索をしてから目的のサイトにたどり着くまで1分や2分と長い時間がかかってしまうんですよね……汗。
さすがに毎回1分~2分待たされるのはストレスなので、「できないこと」に分類しました。
②:instagram
200kbpsでできないことの2つ目は「instagram」です。instagramは写真と動画中心のメディアなので、通信速度が200kbpsしか出ないと表示までとても時間がかかります。
instagramは写真や動画を見るためのメディアなので、写真や動画の表示に時間がかかってしまうと使うのがとてもストレスになってしまいますよね…汗
わざわざ毎回数分間まってでもinstagramをみたいという人も少ないと思います。
そこで、通信速度が200kbpsしかでない状況ではinstagramを使うのはあまりおすすめできません。
③:tiktok
200kbpsでできないことの3つ目は「tiktok」です。tiktokは動画中心のSNSなので、通信速度が200kbspの状況では快適に利用することができません。
完全に動画が見られないわけではありませんが、読み込みに時間がかかりますしスムーズに再生できないです。
そのため、tiktokの魅力である、ショートムービーを次々と流し見することができませんなので、通信速度が200kbpsの状態でtiktokを利用するのはおすすめできません。
④:リモートデスクトップ
200kbpsでできないことの4つ目は、リモートデスクトップです。リモートデスクトップは、接続先のPCの画面を画像データで送信しているので通信速度が求められます。
通信速度200kbpsの状態でリモートデスクトップを使うと、速度が足りないので画面のラグが酷くて使い物になりません。
低速モードがあるリモートデスクトップアプリであれば、200kbpsでも簡単な文字入力程度ならできます。
ですが、できることが極小さな範囲に限定されてしまうので、「200kbpsでリモートデスクトップは使えない」と思っておいた方が間違いありません。
⑤:YouTube(ユーチューブ)
200kbpsでできないことの5つ目は、YouTube(ユーチューブ)の視聴です。
通信速度が200kbpsの状態でYouTubeを見ると、読み込みに時間がかかりますし動画が途切れ途切れになってとても見れた物ではありません。
画質設定を144pまで落とせば見られないことはありませんが、それでもたまに途切れますしそもそも画質が悪くてストレスが溜まります。
動画が途中で途切れ途切れになってしまっては、集中して見ることができないので200kbpsではYouTubeは視聴できないと考えておいた方が良いでしょう!
⑥:アプリのダウンロード
200kbpsでできないことの6つ目は、アプリのダウンロードです。200kbpsでアプリをダウンロードすると1時間以上かかるなんてこともざらです。
できないこともありませんが、1時間かけてアプリをダウンロードするのは非常に効率が悪いです。自宅のWiFiやカフェのFree-WiFiでダウンロードするのがおすすめです。
回線が安定していれば10分前後でダウンロードできることもあるので、どうしても200kbpsでダウンロードする必要があるときは試す価値はあります。
ただし、基本的には通信速度200kbpsの回線でアプリのダウンロードをするのはあまりおすすめできません。
まとめ
- 200kbpsはiPhoneの写真を1~2分で送れる程度の速度
- googleマップやポケモンGoは200kbpsでも使用可能
- instagramやtiktokは200kbspでの使用が難しい
今回の記事では、200kbpsってどのくらいの速度なのか?や200kbpsでできること・できないことをまとめてきました。
200kbpsはスマホで最低限の通信ができる速度で、iPhoneの写真を送るのに1〜2分程度かかる速度になります。
200kbpsでは、googleマップやポケモンGoのようなアプリなどあまり通信速度を必要としないコンテンツを利用することができます。
逆に、instagramやtiktokのような「動画」や「画像」を観ることが主体のアプリは利用することが難しいです。
ロケットモバイルやLINEモバイルの低速モードのような200kbps回線の利用を考えているようでしたら、その点理解した上で利用しましょう!